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1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

QNAP NASが異常を訴える、その後

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自宅のNASが不調を訴えてから1週間以上が経過しましたがいまだに復活に至らず...。

不具合の原因として考えられる事は数あれど、それを特定するにあたっては保存されているデータを失うリスクが伴うからしてここだけは慎重に進めました。QNAPサポートからの回答を待っての作業となりましたが、それとて結局は自己責任、手元のデータを失ってから「どうしてくれるんだ!」と吠えたところで後の祭りですからね、最初の作業は不具合箇所を把握し、まだ救済できるデータを他の安全なストレージに退避する事。

結果を言ってしまえば必要とされた全てのデータを救済できました。RAID1(ミラーリング)構成で運用していたため、今回は不具合が発見されたHDD2を抜き取りHDD1のみ起動することで運良くネットワーク越しにアクセスが可能になったのです。こんな時はRAIDの冗長性に感謝ですね。

しかし問題はさらに奥深かったです。通常であれば不具合が確認されたHDD2を新品に交換しRAIDのリビルドを実行すれば再びミラーリングが復活するはずですが、今回はそこでもエラーが続出。新品に入れ替えたはずのHDD2にまたしても不具合が発覚! それを2回ほど繰り返しているうちにいよいよHDD2がマウントすらされなくなりました。

奮発して新品購入した10TBのHDDも壊れたのか?と恐る恐るHDD1とHDD2を入れ替えてみるもやはりHDD2に不具合の警告! HDD1は正常動作を確認。つまりこれはNAS本体側のHDD2スロットに不具合がある様子。この時点で新品HDDを壊したくないため全ての作業を中止しました。

1週間前に故障した際にはHDDが回転したり止まったりを繰り返す異常音が確認されていたことからも、どうやらこのスロットの電源か何かに不具合が発生しHDD2がクラッシュ、自動でリビルドが掛かるもHDD2が止まってしまうためエラー警告音が鳴り響きドライブとして機能していなかった可能性が高いです。そのためHDD2を取り外しHDD1のみで起動すれば正常動作となりデータの退避には成功。新品HDDを入れたところでスロットそのものに問題があるため不具合が再発。

つまるところNASの筐体そのものも一緒に買い換えろ!と。即日、同モデルの新型(TS-231P)を注文しました。上を見ればそろそろ10Gbpsイーサの口が欲しいかな?とか、どうせならRAID5以上にしたいな!とか色々欲も出てきますが、自宅のネットワーク環境や使用目的を考えるとあと数年は現状の1Gbpsポート&RAID1でも不自由ないだろうという事で現実的な構成で再構築を予定しています。それでも10TBのHDD 2台の購入と合わせると今回国から頂けるとされる10万円は全てこのNASに消えていきそうです。

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