引っ越しをして既に1ヶ月が経過し生活も随分落ち着きました。必要なものは購入し不要なものは捨てる、少し罰当たりな行為と感じつつもこんな機会に思い切った断捨離をしなければ物は減らせないと決心し過ごした1ヶ月でもありました。

そんな物の中で最後まで残ったのが嘗て随分お金を掛け購入したオーディオ機器。CDプレーヤーにオーディオアンプ、レーザーディスクプレーヤーまでもが後生大事に保管されており、捨てるには惜しいが手元にあっても使わない．．．考えた挙句ネットオークションに出しました。それなら多少の収入にもなりますし、今後も誰かに使ってもらえますからね。

中でも思い入れがあるのがパイオニアのCDプレーヤー。ポリカーボネート製のCDも時に反りや形状変化があるため、このプレーヤーはレコードのようにターンテーブル方式を採用しておりCD盤を裏表ひっくり返してセットする構造により超安定再生を実現しているモデル。効果の程は知りませんがその ”儀式” にも似たセット方法がオーディオマニアの心をくすぐるのでした。

今思えばいかにもバブリーな時代に発想されたプレーヤーですね。かれこれ25年程前に購入した物ですが未だ故障もなく使えておりました。次なる人の元で立派な音を奏でてくれると良いけれど。