Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

我が家の水槽にもCO2を

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All Photo by inos

自宅水槽はメダカこそ飼育していますが基本的には水草水槽としてスタートしたため、私にしてはこれまでないくらい沢山の水草が植えられています。

基本的にはどの水草もCO2(二酸化炭素)無しでも育てられるような種類を選んでいるのですが、植物だって生き物ですからCO2があればより元気に育つというもの...。しかし市販されているCO2キットはどれもかなり高額であり、尚且つ毎月のように新品のCO2ボンベが必要になる事を考えると維持費が掛かりすぎます。まあ60cm水槽やそれ以上の飼育環境であればそれくらいの投資をしても良いのかも知れませんが、私のは20cm水槽ですからね、そこに大型水槽と同じシステムを導入するのはコスパが悪いと言わざるを得ず。

そこで今回は発酵式CO2発生装置を自作しました。ガスボンベのような高価なシステムを使うのではなく、化学反応でCO2を生成し安価にシステムを構成しようという考え。

手元にあったありあわせの材料を見繕い、不足していたのはエアーストーンを水槽面に固定するキスゴム(吸盤)だけだったのでそれを300円で購入。システム全体像を写真に撮り忘れたのは製作に夢中だったから。

発酵式CO2システムの原理はいたって簡単で、砂糖と重曹を水に解いたものにイースト菌を添加し発酵させ、その際発生するCO2をエアーチューブで水槽内に導くというだけ。炭酸飲料水のペットボトルを加工してエアーチューブを取り付け、安全のため逆流防止弁を挟んで水槽内に設置したエアーストーンと接続すれば設置は完了。

私は設置スペースの関係で500mlペットボトルは大きすぎるため350mlのものをチョイス。砂糖70g、重曹1g、イースト菌少々、水280ml(人肌程度のお湯が最適)を入れよく振って発酵を開始すれば後は自然にCO2が発生しました。これで多分2〜3週間くらいは発酵が続くとされていますから、本格的なCO2システムを数万円も掛けて導入する事を思えば恐ろしくリーズナブル。

ペットボトルの見た目はちょっとアレですが扉付きの水槽台の中に入れてしまえば見えませんから良しとしましょう。

で、発酵が進み水槽内にCO2が放出され始めるとこれがなんともワクワクします。既製品のCO2システムと違って自作環境なうえ化学反応が成功した結果ですから愛着がわきます。そして何より水草がすぐに反応して光合成が活発化し水中に酸素を放出し始めます。小さな地球を見ているようで実に美しい! 明らかに水草が息をしているのが分かりますから1週間もすれば成長にも変化が出るでしょう。

数週間で発酵が終わったらまた砂糖とイースト菌を混ぜればリスタート可能。これは楽しいです。

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