Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

北海道の真ん中に降り立つ(9)

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All Photo by inos

北海道も富良野あたりの話をすると多くの人が想像するのはこんもりとした草原でしょうかね。私も昔はそうでした。でも実際に行ってみると案外そういう場所って少ないというか、民家や農場が点在している中に自然が広がっているという感じで、ポスターで見るような視界いっぱいの大自然というのはこの辺りよりも道東や道北の方が多いんですよね。

花畑に関して言えばちょっと話は変わってきて、富良野や美瑛で有名なこれらは自然というよりは人工的に作られているものですから、むしろここでなければ見られず観光地として ”なるほどな” という存在。富良野で一番有名な花畑と言えばここFARM富田でしょうかね。

今回ここを訪れるまでは「ラベンダーの時期ももう終わっただろうし花など無いかな?」と思っていたのですが、実際に来てみると驚く事に満開の花が迎え入れてくれました。夕方になればもう冬を思わせるような気温ですからいくらなんでも寒すぎるだろう?と考えていたんですけどね。

これだけの広大なエリアに綺麗に花を植えるという作業は途方もない労力だと思います。農作物であればある程度大型の機械で収穫なども出来るでしょうが流石に花を植えたりする作業は人の手によるものでしょうからね、観光のためとはいえ頭が下がります。おかげで、北海道まで来て良かった!皆そんなふうに思い出を残す事が出来ているわけですね。

東京へ向かう飛行機の時間が迫る中、少しでも観光を!という感じで見ていましたからオープンと同時に朝一番で見に行ったこともあり観光客はまだまばら。おかげで一面の花畑を独り占めできました。

ラベンダーって6月から7月くらいに咲くものだと思っていましたがこの時期でも咲く品種があるのですね。驚いたのはここへ行くだけでラベンダー の香りが風に乗ってふわーっと薫ってきたこと。これまで本物のラベンダー の香りなんてあまり嗅いだ事がなかったからかとても幸せな気持ちになりましたね。逆にいうと、トイレの消臭剤などで見るラベンダーの香りってぜんぜんラベンダー じゃ無いじゃん!という事にも気付いたり。本物はとても良い香りなのですね。

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