人間が無力であることを実感した日。

今日私は新潟の放送局にお邪魔しておりまして、各局のOA状況やキー局からの回線映像などが集中管理されるモニターに囲まれ、LIVEに更新される被害状況を眺めておりましたが、それが現実のものであるとはにわかに信じられず、まるで映画でも見ているような感覚に陥りました。

ポケットに入っている携帯電話もスマートフォンも、役に立たないと感じたのはそれから間もなくの事。電話の出来なくなった時の心細さもさることながら、新幹線の運転見合わせにより急遽宿泊の手配をしなければならない状況で、ホテルの空室確認や予約すら出来ない八方塞がりの現実。自らの足で歩くことで何とか宿泊場所も温かい夕食も手に入ったけれど、やはり心配なのは我が家の事と家族の事。

ひとまず私は比較的安全な場所で元気でいる事をこの場を借りてお知らせ致します。