Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

我が家の小さな海も大惨事

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All Photo by inos

東北での大地震に加えて、今朝は中越でも大地震。明け方近くの4時位から15分〜30分間隔で6回も緊急地震警報が携帯を刺激して、眠れぬまま新潟の夜を過ごしました。誰もが運行するだろうと予想していた新幹線は今日の幕開けがそんなでしたからJRだって安易に先を急ぐわけにもいかないでしょう。例外なく運行見合わせの状況は延長され見通しの効かない1日。

実は明け方の警報が連発した時点で、私はこっそり目覚まし時計を3時間遅くシフトしていたのだけれど。

JRみどりの窓口には長蛇の列。皆考える事は同じですからね。新聞記者の方やテレビカメラマンの方が何人も来て取材されておりました。行列の中には、青森から羽田に向かう飛行機内で地震の時を迎えた方もおられ、緊急着陸で新潟空港に降りたのだとか。でも地上のほうがむしろ交通が混乱していますからかなりお困りのようでした。

さて、新幹線は16:00に臨時運行ということで、私を載せた列車が線路の状況を伺いながら先頭きってのろのろ運転。在来線と変わらないペースで4時間以上かけて東京へたどり着きました。自宅の玄関に入ってまず気付いた事、電気がつかない...。この瞬間に全てを悟りましたが、希望を捨てず部屋に入りました。停電では無く、漏電遮断器が上がっておりました。そう、地震の揺れで水槽の水が溢れ、マメエコライトのコントローラーに塩水が大量に掛かった事で漏電し、漏電遮断器が上がったわけです。水位が3〜4cm下がっていましたから相当量の水がこぼれたのだと思います。周囲の掃除をするだけでも2時間程かかりました。こんな時、淡水の水槽であればある程度水分を乾燥させれば良いのでしょうが、海水の場合は乾いてもダメです。電源を入れてもさびれたネオンのようにチカチカと色を変えながら点滅するばかり。完全に故障しております。おまけに水槽内には生命が感じられない酷い状況。ライブロックは無残に崩れ、サンゴは変色しポリプなど当然開いておりません。漏電遮断器が働いたため全ての電源が断になったせいでヒーターもフィルターもスキマーも停止しており、水温は14℃、殆どの生体が虫の息。ミズタマハゼは息を引き取っておりました。そのためか水の劣化が著しく透明度も激しく低下。致命的な環境になってしまいました。今日のところは最低限、水温を25℃まで上昇させ、明日対策を考えます。

水槽が大変な事になっている事は出張先からでもある程度予想していたのですが、実は被害はこれだけに留まらず、自宅の給湯器が故障してしまいお湯が出ない状況になっておりました。明日からお風呂に入れません...。

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