Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

無印良品には家もあった

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All Photo by inos

無印良品の東京有明店は規模が大きいので、店内にそのまま家が建っています。無印良品って今は住宅まで作っているんですよね。以前は6畳1間くらいの ”小屋” を販売していましたがいよいよこのスケールまで拡大されたようです。

全体的にウッドで統一されており非常に美しい仕上がり。手前に見えるデッキはオプションのようですが、ここまで広いデッキは普通必要ないと言うか、これだけのスペースがあったら庭にするとか車庫を建てるとか家庭菜園をするとか、そもそももう少し大きな家を建てるとか考えてしまいますよね。

モデルハウスの中は誰でも見学できるようになっています。見るからに無印らしいシンプルでお洒落なデザインに仕上がっていますが、随所に細かな工夫が見て取れるのもこの家ならではです。例えばデッキへと続く窓の構造に注目した場合、一般的な窓ガラスサッシと違って窓枠全てが残ることなくフルオープンになるんですよね。開いた窓は壁の中に隠れてしまうという斬新さ。なるほどさすがの開放感。

この間取りは恐らく1LDKかと思いますが、リビングと寝室の間仕切りを開ければ完全なるワンルームになり非常に広い空間が手に入ります。勿論開放時の間仕切りも部屋の一部に隠れてしまうので、言われなければそこに間仕切りがあることに気づかないくらい。

収納なども良く出来ていてもはや壁全体が収納スペースになっていますから、取って付けた感がまるでないのです。エアコンも天井埋め込みで美しいですね。

なんだか文句のつけようがないくらいスタイリッシュで機能性に富んだ家ですが、最大の欠点というか特徴は全てが白木で出来ている点ですね。こうして見ている限りは無垢の木のぬくもりが非常に美しいのですが、これはあくまで屋内に造られたモデルルームだからで、実際には雨風にさらされるわけですし強い紫外線が降り注げば白木が黒く劣化していくのは容易に想像出来ます。

腐食防止の塗料などを定期的に塗るにしても2年や3年おきに塗り直すのも大変ですしね。木の家というのは維持の大変さが一番の課題です。

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