Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

都民ながらようやく上った東京スカイツリー

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All Photo by inos

これまで自転車によるポタリングの目的地として2度ほど訪れたことのある東京スカイツリー。その時は自宅までの帰路を考えると時間に限りがあり訪れるのみで上らずトンボ返りでしたが、今日ははじめから上る事を目的に行ってみました。人生初、東京タワーより高い展望台からの眺めを楽しみに...。

スカイツリーの高さは語呂合わせもあって634メートルと言われています。正直写真に収めるなら真下からではなく浅草あたりまで離れたほうが美しいシルエットとなります。

でも今日は愛車ジムニーで向かいましたから遠くから写真を撮るためだけにコインパーキングを探すのも大変だったため、東京スカイツリータウン地下駐車場を利用して、地上に出た時にはご覧の通り頭上にドドーンとその迫力ある姿を見上げる状況。対象が大きすぎて15mmの超広角レンズを使用してギリギリフレーミングしている感じ。人間の力でこんな物が作れるなんて改めて凄いと思いました。

スカイツリーが建設された当初は展望台に上るための入場チケットが全然手に入らないとか、訪れたは良いが大混雑で観光どころではなかったとか話題になりましたが、完成後9年近く経過した今であれば前売りチケットなど確保することなく当日チケットでストレスなく上ることが出来ます。

日本最速エレベーターを堪能する間もなく30秒ほどで展望デッキに到着。目の前の扉が開けば目に飛び込んでくるのは東京タワーを軽く超える地上350メートルの眺望。わぉ!

梅雨の合間の晴天に恵まれた貴重な1日。多少霞んでいますがここ数週間では最高の条件が整った日じゃないかと思います。その ”霞” がプラスに作用して遠くに見える西新宿の高層ビルがなんとも幻想的な感じに。四角いビルが多い中に一つだけ先が尖ったドコモタワーはすっかり新宿のランドマークですね。

これまで飛行機以外の方法では見ることの出来なかった高所からの視界は圧巻の一言ですね。スカイツリーの展望デッキはほとんどがガラス張りなので360°すべての方向をこんなふうに眺めることが出来ます。

せっかくスカイツリーに上るのですから今回は地上350メートルの展望デッキだけでなく、更に上の地上450メートルの天望回廊までのセット券を購入しました。休日料金お一人様3,400円ナリ!高い。

上の写真はいったい何なのか?わかりませんよね。350メートルの展望デッキから450メートルへ続く2本目のエレベーターは前面の扉と天井の一部がガラスで出来ており移動中の様子を見られるようになっています。この写真はそのガラスから上を見上げたところ。

地上450メートルに到着したところ。日本で一番高い展望フロアということになります。この高さに立ってみて初めに感じたこと「足元揺れている気がする!」。いえ絶対揺れていました。

その昔東京タワーについて説明員の人から聞いた話では東京タワーの先端は風などの影響で3mくらいは常に揺れていると言っていたのを覚えています。このスカイツリーについて調べてみるとなんと10メートルも揺れているらしいです。私が体で感じた感覚は間違いじゃなかったんじゃないかと!

350メートルのフロアに比べ流石に450メートルのこちらのフロアは大分狭い作りになっており、チューブ型のトンネルが1周している感じ。屋根も小さいので日差しが入り明るい雰囲気ですが、窓枠が多いので開放感は350メートルのフロアには敵いません。でもその眺望は流石に450メートルならでは。

先程までいた地上350メートルの展望デッキは足元の遥か下に見える円盤状の建造物。あそこから更に100メートルも上まで来たのか...とこの時初めて実感します。スカイツリーそのものの影が東京の街に落ちている姿がなんとも不思議な感じ。あの影と日向の境界の辺りから見上げれば太陽がちょうどツリーと重なって良い写真が撮れるんだよな!とカメラマン目線で考えてみたり。

こちらが地上450メートルからの眺め。もはや航空写真ですね。高いとか怖いとかそういう高さを超えているのでスカイダイビングに似た感覚の麻痺があるような気がします。バンジージャンプは怖いけどスカイダイビングはそれほど怖さを感じないのは、もうその高さが目測ではよく分からなくなるからだと思いますが、ここスカイツリーの450メートル展望デッキはそんな感じなんですよね。

それにしても東京には一体いくつの建造物があるのでしょうか? 人の数より建物の数のほうが多いんじゃないか?って思うくらい。

夕方に来て夕日を眺めながら徐々に広がる夜景を楽しむ!ってのが一番贅沢な訪れ方かもしれません。今日は昼間だけで帰りましたけれども。

東京タワーでもお決まりのガラスの床ゾーンもあります。ただしこれは地上340メートルフロアです。強化ガラスで出来ていると分かっていますが真下が透明に抜けているとやはり怖さを感じるものです。写真を撮るためにカメラのファインダーを覗いているとそうでもないんですけどね、ふと我に返りカメラを下ろして足元に目をやると「本当に大丈夫だろうな?」という気持ちに。いっそこういうのはエレベーターの床全体に仕込んでくれると話題になるんじゃないかと思いますね。

初めて上った東京スカイツリー、チケット代は少々高いですが1度は訪れてみる価値がありますね。この後は東京ソラマチでお買い物。そちらは想像以上に店舗数があり1日では見きれないほど! 迷子になりながらやっとの思いで駐車場にたどり着きました。

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