Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

横須賀の軍港めぐりを楽しむ

By
All Photo by inos

真夏の横須賀へはこの週末のドライブ。写真の準備に少々時間がかかってしまったためタイムリーではございませんが思い出を振り返るようにご報告。前日まではこの付近にあるひまわり畑を見に行くつもりでいたのですが、流石に35℃の炎天下でひまわり畑は危険と判断し、せめて屋根のある乗り物から楽しめる軍港めぐりをチョイスしたというわけ。

軍港めぐりはここ横須賀で艦船や潜水艦を間近で見られる日本唯一の観光。クルーズ船内ではガイドさんの話が途切れなく続くのですが、海上自衛隊やアメリカ軍の船を紹介してくれるからと言って自衛隊による観光サービスというわけではないんですよね。あくまで民間による運営だそうで。

窓が大きく確保された専用の船ですから1階に乗っても十分楽しめると思いますが、今回席を確保したのは2階のデッキのほう。乗船前から桟橋には長蛇の列が出来るので私はてっきりエアコンの効いた1階席の争奪戦とばかり思っていたところ、この暑さでも皆2階席に座りたいのですね。上からのほうが眺めが良いですし、暑いとはいえ最低限の屋根があって日陰が確保されているのと、走っていれば結構風が来ますからそれほど暑さは感じませんでした。

数年前に同じ軍港めぐりで覚えた ”イージス艦” なる呼び方。船体にある大きな8角形のホームベースみたいな白いプレートが目印。その正体は巨大なレーダーで1,000km以上に及ぶ広範囲を監視可能だそうで、計算ではこのイージス艦数隻で日本列島のすべてを見張れるのだとか。

本来であれば日本はこんな特殊な船は必要ないはずですが、こういうご時世ですからいつどこからミサイルが飛んでこないとも限りませんからね。頼もしい存在ということになります。

日本には ”空母” は無い! というのが私の認識。前回ここを訪れた時は対岸にアメリカを代表する空母 ”ロナルドレーガン” が停泊していたのを覚えていますが、今回はどういうわけか日本の船が並ぶ一角に空母らしきものがありました。あれ? なぜ日本の船の中に空母が?

答えはガイドさんの話ではっきりしました。これは日本の ”いぶき” なる船ですが今現在はまだ空母とは呼ばないそうで、ヘリコプターの離着陸が行える船というポジションなのだそうです。確か来年だったか記憶が曖昧ですが近い将来空母へと変わるそうです。空母になれば飛行機の離着陸が可能になるということなのでしょうかね? きっとカタパルトとか装備するのでしょう。

にしても流石に大きな船ですね。

空母と同じくらい本物を見て興奮するのがこちらの軍事用の潜水艦。しんかい6500とはわけが違いますよ!いえしんかい6500もワクワクしますがあちらは調査船でこちらは軍事船。TVニュースや映画でもなかなか見る機会の少ないカッコいい潜水艦です。しかも今回はあちこちに合計5隻くらいが停泊しておりました。

ご覧の通り軍事用の潜水艦って全て船体が黒1色で造られているのですがその理由って分かりますか? これまたガイドさんの話によれば、潜水艦は基本的に水中にいますが時に水上に浮上しなければならない事があり、その際は敵に見つからないよう夜の暗い時間に浮上するのだそうです。だから船体が黒であれば夜でも見つかりにくい!そういう理由だそうです。なるほど。

クルーズ船に乗っていると右に左にひっきりなしに珍しい船が出てきます。航空ショーでジェット戦闘機を見るのも楽しいですが、この横須賀基地ならではのドキドキ感というのもまた独特のものです。なんたって飛行機より船は大きくて迫力がありますし、普段見ることのない姿ですから非日常感が凄いんですよね。

子供が結構乗っていましたがそろそろ夏休みなんでしょうかね。いい思い出になったんじゃないかと思います。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)