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1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

角川武蔵野ミュージアムを下見がてら見てくる

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All Photo by inos

埼玉県所沢にある角川武蔵野ミュージアムへ。この3連休は台風の影響で随分窮屈な過ごし方になってしまいましたからせめて最終日くらいはこれまで足を運んだことのない場所へというわけ。この奇妙な形の建物は昨年秋のオープン時に話題になりましたね。所沢サクラタウンとよばれるエリアの一角に位置します。

建物は見たことがないという人も昨年の紅白歌合戦でYOASOBIが沢山の本に囲まれてテレビ初出場を果たしたのを覚えているのではないでしょうか? その場所こそが角川武蔵野ミュージアム。しかし本棚劇場と呼ばれる話題のエリアはチケット制になっており、入場券を持っていなければ入ることが出来ません。我々は思いつきで今日ここを訪れましたから勿論ノーチケット! 当日券すら入手することが出来ず入ることは出来ませんでした。

いえ本棚劇場に限らずここ角川武蔵野ミュージアムはエリアごとにチケットが必要なので主となるイベントエリアはすべて有料です。知ってはいましたが今日はドライブの宛が欲しかっただけなので外観だけでもという割り切りで訪れました。

無料エリアにも ”金のウルトラマン” が展示されていたり、オリジナルグッズや武蔵野でつくられる工芸品などを取り揃えるミュージアムショップがあったりしてそれなりに楽しむことは出来ます。オープンして半年ほどですから館内はどこも非常に綺麗で気持ちが良いですね。

この施設だから!というわけではないと思いますが、このミュージアムショップには1束1万円を超える線香花火が売っていました。どれだけ綺麗な花火を見せてくれるのでしょうか?

巨大な本のオブジェにプロジェクションマッピングを施すのはおなじみNAKEDの作品。写真を撮ったこの時はたまたま文字しか表示されていないタイミングでしたが、本編に入ればペラペラとページを送っていくアニメーションとともにカラフルな絵本のような演出で行き交う人の足を止めていました。

一体どれくらいの大きさなのか目測だけではピンとこないサイズ感。奇妙な外観はそれだけで存在感がありこの石組み仕上げは重厚感が半端なく、近くの道路を車で走っていても「あ、あれがミュージアムだ!」と誰の目にもわかりやすいランドマークになっています。まさに所沢の新名所といったところですね。壁には有名作家さんのものなのかフクロウにも似たアートが描かれていました。

こうして見るとミュージアムというよりも、万博のパビリオンみたいですね。

敷地内には何やら近代的な鳥居が存在します。明らかに夜用のイルミネーションを完備しており他に例がない趣。さてこれはいったい?

答えはこれ。敷地内には近代的な神社 ”武蔵野坐令和神社” があるのです。そうこの外観にして神社なのです。ん〜ちょっと罰が当たりそう...。

三角形のシルエットとお賽銭箱こそ神社のそれを思わせますが、それ以外はミュージアムの一部のよう。中でお守りや御朱印帳なども販売されているものの、夏らしく炭酸飲料のラムネなども売っていますからね。随分現代ちっくな扱いであることは間違いありません。

一応お賽銭を入れてお参りをしてきましたが、願い事はどこまで叶うでしょうか?

所沢サクラタウンの中は一部商業施設のようにもなっており、食事が出来るレストランが入っていたり書店が入っていたりしますからミュージアム以外の建物もそれなりに巨大です。今日のところはその隅々までを見てくることはしませんでしたが、ご覧のようにこの空間は人工的な建造物の存在が半端ないです。建築費は相当なものでしょうね。

ミュージアムの前にある道路を挟んで向かいには、武蔵野樹林パークなるエリアがあり、こちらにはシルバーの奇妙なオブジェが無数に配置されています。これはチームラボによるデジタルアート。

入り口に書かれていた案内によれば16時からスタートでこれらのオブジェがライティングされるらしいです。我々は15時半くらいに訪れたのですが流石に16時ではまだアートを楽しむほど周囲は暗くならないだろうと判断し諦めて帰ってきてしまいましたが、時間に余裕があるのなら夕暮れくらいの時刻に訪れると神秘的な光の演出を楽しめると思います。勿論こちらも有料ですが、多分お金を払わなくても周囲から十分楽しめるでしょうね。

次回また行く機会があるとしたら、今度はこちらのアートとミュージアムの本棚劇場はこの目で見てみたいですね。

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