Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

大自然に苔の本来の姿を見る

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All Photo by inos

高峰高原の池の平湿原では多くの高山植物が見られることで有名なようでトレッキングのスタートポイントでは植物の名前が写真付きで一覧になったパンフレットを頂けるのですが、私個人としては高山植物よりもテラリウムでおなじみの苔の方に興味があり、このトレッキングコースの一部でそれらを見ることが出来ました。

湿原と言っても1周4km弱のルートの途中には木々が生い茂った半日陰エリアがあり、湿原の近くだからなのか高原にも関わらずここだけは少し湿った空気が漂っており苔の生息に適した環境。

苔が好む環境って多くの場合シダ系の植物もあったりしますからこうして写真で見てもまさにドンピシャですね。観光地ではありますが歩行ルート以外は立ち入り禁止とされているばかりか植物の採取も当然禁止されていますからこうした自然の姿を間近に見ることが出来るわけです。

苔が美しく見えるのは日陰に木漏れ日が差し込み薄暗い中に緑がパッと映える時。このエリアではそんな光景をあちこちに見ることが出来ます。スギゴケと思われる状態の良い苔が沢山ありました。

一部ではコウヤノマンネングサっぽい背の高い苔がありましたが、よく見ると少し違う...。私も苔についてそこまで詳しくありませんのでそれが何という苔なのか分かりませんが、自宅のテラリウムでもぜひこうした背の高い苔を育ててみたいですね。形状からして水分の蒸発が早そうですからガラス容器を曇らせない程度になるべく高湿度を保つのがコツになりそうです。

高峰高原は標高2,000メートル。冬には大量の雪も降るようですし、夏の今でさえ気温は24℃でしたから冬にはかなり下がりそうです。それでもこれだけ立派な苔が育っているということはスギゴケなどは低温にはめっぽう強いということなのでしょうかね? マイナス20℃くらいにはなるでしょうから植物が芯まで凍ってしまいそうですが...。

自宅でテラリウムを作ったり育てたりする基本はこうした大自然の中に本来どんなふうに生息しているかを良く研究することなのでしょうね。見ているだけでも楽しいものです。

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