Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

カラフルなお花畑を見てくる

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All Photo by inos

10月現在、最高の見頃を迎えているとの情報を小耳に挟み向かった先は埼玉県秩父にある両神山麓花の郷のダリア園。関東最大規模と言われる約10,000㎡の敷地に350種類以上、約5,000株のダリアが咲き誇ると言われるのですからこの目で一度は見ておこうと思うじゃないですか!

東京も埼玉も曇天の日曜日、それも現地へ向かう道中は霧雨が降ったりして花を見に行くには少々不安な天気ではありましたが生花は季節が大事ですからね。タイミングを逃せばまた来年!となりますから多少の天候悪化は目を瞑るとします。

秩父と言っても長瀞みたいなメジャーな観光地から更に25kmも山奥に車で走っていくとそれは突然現れます。コンビニさえすぐには見つけられないくらいの奥地にそれはそれはカラフルな一角が。

この時期はこの花畑を目指し各地から観光客が訪れるとあって専用駐車場に続く渋滞が山中に続くのですからそこだけ見れば異様な光景。それでも駐車場は無料で誘導員のおじさんも交通整理をしてくれていたりして実に良心的。ただし管理協力金という名の入園料は一人500円支払う必要があります。

入口付近から見える一面のダリア畑はもう圧巻の一言。協力金の500円を「高い」と言ったら罰が当たりそうですね。園内は綺麗にお手入れされており雑草なども生えていませんし、歩きやすいよう通路もしっかり確保されています。簡易トイレなども準備されているのですから来年もこの環境を望むならその名の通り協力金を払うくらいして当然でしょう。

しかしダリアという花、私も昔長野の実家で育てていたことがありますがこんなに綺麗に咲き揃った光景は見たことがありません。

ダリアってもっと小さな花じゃなかったかな?と自分の記憶を疑うくらいここのダリアは大きいです。上の写真に写しているものはまだ小さめの花で、大きなものになると人の顔ほどもある超ビッグサイズの花も存在しました。

この花はパット見は菊によく似ていますが縦方向の厚みがあり横から見ると丸々していて立体感がありますから鑑賞する方向を選びません。

大きいのは花だけではありません。地面から蕾までの茎の長さは人の背丈ほどもあって花の向こうに人が歩いていても場合によっては見えなくなってしまうくらい。おのずと写真に撮る場合にはご覧の通り両手を真っ直ぐ上に伸ばしバンザイしなければ遠くまでを写し込むことは出来ません。

しかしこれだけ立派な花をこれだけの敷地にバランス良く育てるのは容易なことではないでしょうね。

これもダリア?と思うような珍しい品種の花もあちこちにあります。というかダリアという花は350種類以上もあるそうなので私のような素人にはこれくらい見た目の変化がないとどれも同じように見えてしまいます。この黄色い花なんかどちらかというと水仙の仲間みたいですよね。

園内はかなり広いので花畑は1面だけでなく道路を挟んだ反対側にも続いていたりします。ただもうこの時点でダリアはお腹いっぱいになっており、隅々まで見てくるというよりも雰囲気を目に焼き付けてくる感じ。さすがは関東最大規模のお花畑。

ひまわり畑などはシーズンになれば各地で見られたりしますがその場合黄色一色ですし、桜の名所があったとしてもそれはピンク一色、しかしダリアは様々なカラーが混在しますから他の花畑とは違い視界の中に実に多くの色が飛び込んできて子供が絵に書くような花畑を見ることが出来ます。

帰り際にお土産用の切り花を購入しようと考えていましたが、お昼過ぎくらいに到着したこの時点で既に全ての切り花は売り切れ!残念でした。ダリアの切り花を購入したい人は午前中に行く必要があるようです。

さて今日の時点でまだまだ蕾も多く見られましたから気温次第ではあと1,2週間くらいはこの姿を見ることが出来るかもしれません。再び緊急事態宣言が発令される前に一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

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