オープンから1年以上が経過して初の入店。新宿東口の北村写真機店へ足を運んだのは先日のこと。

”北村写真機店” と聞くとカメラ好きなら記憶に新しい代官山蔦屋店の閉店。それから1年ほどでこちら新宿店がオープンしましたから実質的な移転と呼んでも良いんですよね？ 代官山にあった頃から落ち着いた雰囲気の店舗で、デジタルなおもちゃよりもアダルティなフィルムがよく似合いそうな店構えは共通。それに加え新宿のこちらは6Fくらいまでの充実したフロア構成ですから代官山の頃より随分大きくなりましたね。

3Fにはブックラウンジフロアなる空間が広がり、棚に並んだ写真集を手に取りながら併設されているスターバックスコーヒーが飲めるというインスピレーションの場となっていますが、実際は他のスターバックス同様、学生が憩いの場として利用しているようで落ち着きはちょっと．．．。

ヨセミテストラップは以前より気になっているアイテムの一つ。柄やカラーバリエーションが豊富なだけでなくクライミング用のロープを使ったカメラストラップですから強度はバッチリなはず。

しかも希望の長さでオーダメイドしてもらえるためメインカメラ用に1本購入したいところではありますが、私のカメラには以前購入したピークデザインのアンカーリンクスを使用しているためそのままでは取り付けられないのが玉に瑕。はじめからアンカーリンクスを取り入れたヨセミテストラップがあれば良いんですけどね。

類似品のクイックリリースコネクタータイプも販売されているんですが、この素材が金属なんですよね。金属製だとカメラボディーに傷をつけてしまう可能性があるのであまり好ましくなく。ストラップの素材は◎なんですけどね。

北村写真機店はフィルムカメラにも力を入れているだけあり、アナログフィルムの品揃えも豊富です。

カメラって元々はカメラ屋さんで購入するものでしたから本来はこんなふうに沢山のフィルムが並ぶ姿って珍しくないはずですが、最近ではカメラは電気屋さんで購入すものになりましたからね、フィルムというものが入手しづらくなっただけでなく目にすることすら珍しくなりました。今でもコンビニとかでも売っているんですかね？

ここでは富士フィルムやコダックだけでなくLomoのフィルムが並んでいるのが特徴。若者があえてフィルムを使う場合に、近年ではあえて癖のあるフィルムが好まれるのかLomoはその代表的存在ですね。

カメラ屋さんですから新品カメラから中古カメラまで掃いて捨てるほど売っています。じっくり見たら欲しくなりますからこの日はさらっと流し目で見てきましたが、愛用しているソニー製カメラ・レンズだけでなく、やはり中古コーナーで気になるのはライカMマウントレンズのほう。

こういう場に来てしまうと久しぶりに小型ボディに小型単焦点レンズの組み合わせでスナップ写真を撮りに街に繰り出したいなぁ．．．なんてワクワクしてくるわけです。カメラ目線で街を見るって本当に楽しいですからね。気持ちが高揚しすぎて変な購入意欲が湧かないうちにお店を後にしました。