吉祥寺まで足を運んだ理由は ”そこそこ美味しい坦々麺” を食べる事だったのですが、いざお店を目の前にしてみると他に何かと美味しそうなものを提供するお店が軒を連ねており、結局心変わりしてここベトナム料理店でフォーを食べる事に。

昔仕事をしていた品川の会社の近くには美味しいタイ料理のお店があり、私はそこでガパオライスとフォーのセットを食べるのが好きだったので、フォーという食べ物はてっきりタイ料理だと思い込んでいたのですが、考えてみればベトナム料理でしたね。

私が入店したこちらのチョップスティックス 吉祥寺店は知る人ぞ知る生麺フォーを提供する日本でも珍しいお店らしく、週末のお昼時には結構な行列ができていました。正直なところお店の外観はそれほどパッとした感じはしないですし、店内も広くはなく小綺麗な雰囲気とは無縁ですが、これだけお客さんが並ぶのですからやっぱり味で勝負なんでしょう！

フォーと言ってもそのメニューはベーシックなものでも10種類くらいあり、そこに生春巻きやバインミーなどをセットできますからバリエーションは豊富です。注文したのは「鶏肉とトマトのフォー」。「温野菜と豆乳スープのフォー」と悩んだんですけどね、まずは標準的なスープを食そうと。

提供時間は驚くほど早く5分くらいで全ての注文がテーブルに並んだでしょうか。初めて食べる生麺フォーは生麺スープパスタに近い食感でもちもち感が特徴。乾麺のフォーを食べ慣れている私からするとちょっと柔らかすぎるくらいで驚きました。もちろん美味しいんですけどね、パスタのそれと同じように生麺好きと乾麺好きで好みが分かれそうなところです。

吉祥寺の商店街で有名なのがこちらの精肉店 ”さとう” のメンチカツのテイクアウト。この日も長蛇の列が出来ておりました。歩行者用道路の交差点という立地なのでこの行列が原因して人がごった返すのはもはや日常的な光景。でも私はこれまでここのメンチカツ食べた事なかったんですよね。この日はようやく購入にありつけました。

肉屋のメンチですからお肉たっぷりなのは言うまでもありませんが、爆弾コロッケのようにボール状ですから口に運んだ時のボリューム感がたまりません。もちろんジューシーですしね。ただ個人的にはロピアで売っているキャベツメンチだって負けていないと思うんですよね。あちらはキャベツたっぷりなのでシャキシャキ食感と甘みが特徴で、吉祥寺のこちらは肉と玉ねぎメンチなので肉汁を楽しむ感じ。お値段的にはロピアのほうがリーズナブルなのは言うまでもありません。

吉祥寺ってこうした食材専門店が沢山ありますから美味しいものをちょこちょこと買うには最適な街。好きですねぇこういうの。晩御飯のおかずに隣の塚田水産で練り物系も買って帰りました。