Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ファインダーはカメラマンにとっての額縁

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All Photo by inos

自分で写真を撮る...それは写真好きであれば真ん中にある楽しみ方。ここではあえて ”写真好き” と ”カメラ好き” は区別しておく前提です。

写真を撮るという行為はジャンルを問わずファインダーの向こうに何かしら自分の理想を探すようなところがあって、ファインダーを覗くまたは液晶ディスプレイで被写体を確認する行為は何かに狙いを定める目的ではなく、カメラマンである自分自身がそこにどんな絵を見たいか?を確認している感覚に近いです。分かりやすくいうと目の前に小さなテレビがあるようなイメージ。世の中をファインダーという額縁で切り取っているわけですから、額縁の中に最高の絵が見えた時にシャッターを押す...そんな感じ。

自分自身がそこに写っている絵を面白いと思うかどうか、次にどんな絵を見たいと思うか、そんな気持ちでファインダーの向こうを覗けると満足度の高い写真が撮れる事が多いです。

そういう意味では最高に参考になるのが著名な写真家さんの写真集。ページを開けばそこに大きなファインダーがあるのと同じ。その写真家さんはファインダーの中に何を見ていたのか、目線はどんなふうに移動してどこの動きを見ながらシャッターを切ったのか、そんな事を考えながら見ると大変面白いです。

ここのところ新しい写真集は購入できていませんが、以前足を運んだTOKYO ART BOOK FAIRなるイベントはそうした写真集が充実していて楽しめたな!そんなことを思い出しました。2022年の今年も開催されるでしょうか?

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