Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

急に耳が遠くなったらすぐに病院へ

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All Photo by inos

ちょうど1週間前の金曜日、朝起きたらなんだか両耳が塞がっているような違和感があり、例えるなら高い山に登った時に耳が詰まったような感覚で、耳抜きをすればスッキリするかと試してみるもむしろ余計に詰まったような感じがしてしまい改善せず。しかも常に耳鳴りが聞こえており「キーン」という2KHzくらいの小さな音が鳴り響いている感覚もあります。

直前に登山をしたとか海にでも潜ったならまだしもそのような記憶はないからして変だなぁと思いつつも、2日も経過したら元に戻ったからして放っておいたのですが、また昨日くらいから調子が悪くなったので今日は耳鼻咽喉科に行って検査を受けてきました。

病院でまず調べるのは耳の中に耳垢が溜まっていないかどうかを物理的に覗き込んで検査するのですが、それはもちろんクリアー。私は日頃から耳掃除をマメに行っていますから「とても綺麗な耳ですね」と褒められたくらい。では聴力検査を行いましょうという事で簡易防音室に閉じ込められ専用ヘッドホンを装着し精密検査。

一般的な健康診断での簡易検査と違いこちらは低い音から高い音までかなり小さな音を聞き分けるテストを行いました。右耳と左耳、どちらから聞こえてくるか予告なく突然音が鳴り始めるので、音が出始めたらボタンを押し、止まったらボタンを離します。

テスト自体はシンプルなんですけどね、とにかく音が小さいのです。防音室と言っても簡易的なものですし、すぐ隣では別の患者さんの診察が行われているため先生と患者さんの喋り声がガンガン入ってきてそちらの方がうるさくてヘッドホンの音が聞こえない...。本当にこれで正しい検査が出来ているのか?と疑問に思ったくらい。

その旨看護師さんに伝えると、今度は骨伝導タイプのヘッドホンに交換し同様の検査を行うこととなりました。耳のすぐ後ろにある頭蓋骨を直接振動させることで耳ではなく骨の振動で音を聞き分ける検査です。この検査の時は検査する耳と反対側の耳からホワイトノイズ(ザーっというノイズ音)が流れるため、ノイズに紛れる検査音を該当する耳で聞き分ける必要がありますが、こちらの方がかろうじて周囲の音が気にならず検査に集中できました。

そうして出た検査結果が今日掲載の資料。グラフの見方は赤い線が右耳、青い線が左耳、線で描かれているのがヘッドホンによるテスト、カッコで描かれているのが骨伝導によるテスト。横軸が周波数なので左に行くほど低い音、右に行くほど高い音、基準となる音圧が縦軸の0dBですので、耳の良い人(つまり理想)は赤と青の線がいずれも0付近に横一本線になるのですが、今回の私の結果はそこから周波数によって10dB〜40dBまで低下しているのが見て取れます。ざっくり分かるのは低い音に対する反応が悪くなっており、8KHzを超えるような高音でも著しく反応が悪くなっているという結果です。

ただし、骨伝導による検査では左右とも0dB付近の結果が出ていますから神経自体はおかしくないとのこと。まあ私的にはガヤの大きかったあの環境での検査結果にどれほどの信頼性があるのか?と不満はありますが、それでも今日時点で左耳の方が耳鳴りが激しく聞こえづらい事を考えると、絶対値はさておき右より左のほうが悪い結果が出ている点はこの検査も評価できると思っています。

症状からして ”難聴” であることは確かと診断されましたが、原因や改善の見込みは不明。ステロイド薬か漢方かの処方で先生もかなり悩みましたが今回はひとまず1週間分の漢方やビタミン剤を処方され様子を見ることとなりました。1週間後にまた再検査となります。

聞くところによれば突発性難聴というのはある日突然現れる症状らしく今回の私がそれに該当する可能性は高いようですが、生活環境やストレスによるもの、鼻との関係性もあるようなのでこれと言って原因を特定するのは難しいんだとか。いずれにしても症状が現れたら1週間以内の治療が重要らしいです。40代も後半に突入していますから体を大事にしないといけませんね。

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