Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ジムニーようやくウェザーストリップを交換する

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All Photo by inos

愛車ジムニーのフロントドアウェザーストリップを交換。以前より助手席ドアの窓周辺から小さくチッチッチッと音がする事への対策を色々やってきましたが、ありとあらゆる対策をしても音は消えなかったところ窓を手でそっと押さえるだけで治まるという事実から、このウェザーストリップ交換が最後の砦。室内側は以前交換しているため今回はアウター側。

こうして見るとゴム部分の劣化も進んでおり見た目も悪いですからここいらで交換しておくのが吉ですね。

純正パーツによる新品交換ですから、先日車検と点検作業でディーラーに車を預けた際パーツ取り寄せの手配をしておきました。ですのでかれこれ1ヶ月ほど自宅にてこれらのパーツは大切に保管されていたわけで...。

型番は運転席側が「83811-77R00」助手席側が「83821-77R00」。このような細長い筒状のパッケージに入っており、立てかけて保管した際にもパーツが直接地面に接して変形しないよう中身のビニール袋が筒の上部に固定され浮いた状態で梱包されています。

交換作業にはドアミラーを取り外す必要があり、固定ねじ3本を緩めるには結局ドアの内張を全て外す必要があります。いやぁこの光景久しぶりですね。ジムニー購入当時はデッドニングとビリツキ音対策のため何度このパネルを取り外したことか...。

こんな機会なので念の為デッドニングに使用しているレジェトレックスやレアルシルトが剥がれたりしていないか確認しましたが、どこもしっかりくっついており問題ありませんでした。

いきなりウェザーストリップ取り外し後の写真です。取り外し作業中の写真を撮り忘れました!

実は写真を撮り忘れるのも無理はなく、ジムニーのウェザーストリップを取り外すのってすごく大変なのです。取り外してみれば数カ所の爪で引っ掛かっているだけなのでなぜにそれほど大変なのか?と疑問に思うくらいですが、ウェザーストリップって表面はゴムで出来ていますが、中身は金属でレールのような形状をしており、それがドア側の金属の爪とかっちり噛み合うことで固定されているため、取り外す際はその金属の爪を外してあげないと取れないのです。

しかしその金属の爪っていうのが窓ガラスとの間の僅かな隙間の中にありますし、そもそもその爪を覆い隠すようにウェザーストリップが被っているわけですから工具も入らないのです。ドアの外側から内張剥がしのプラスチック工具を使ってボディに傷をつけないよう隙間を徐々に広げる感じで外していきますが、どうしても工具が入らないところはウェザーストリップを力強く引っ張って外す...これしかありません。

その結果が上の写真。ドアの中にある爪の一つが曲がってめくれ上がってしまいました!。まあ慌てることはなくラジオペンチを突っ込んで元の形状に戻すだけですがそれがまた大変で。窓を割らないように爪だけを奥に引っ込めるよう少しずつ曲げていく...。助手席側が1箇所、運転席側が2箇所この爪が曲がったので同じ要領で修復しました。

これまで使用していたウェザーストリップが上、新品のウェザーストリップが下。ゴムの変色が激しいだけでなくこれまで使用してきたウェザーストリップは厚みが減っており痩せてしまっていますね。これが原因でジムニーの巨大なサイドガラスを押さえきれなくなり特定のエンジン回転数や走行時の振動でチッチッチッと音を立てるのでしょうね。

今回はこのウェザーストリップを交換する目的で取り外しましたが、もし別の作業でやむを得ずウェザーストリップを取り外すような場合、一回取り外したものは再利用できないので注意が必要です。先に書いたようにだいぶ力技で取り外す関係上変形してしまうんですよね。

大変だった取り外し作業とは対照的に取り付けは実に簡単。リア側を先に突っ込んでフロント側を最後に押し込むだけ。作業時間10秒。その後ミラーを元に戻して内張を取り付ければ完了です。白茶けていたゴム部分も真っ黒に引き締まり見た目はGood。

まだ取り付けて間もないためあらゆる走行シーンでテスト出来ているわけではありませんが、なんとなく窓ガラスの振動は減ったような気がします。走行音そのものも静かになったような...それは気のせいか。

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