Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

横浜キャンピングカーショー2022(1)

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All Photo by inos

この週末はパシフィコ横浜でキャンピングカーショーが開催されるというので土曜日に足を運んでみました。毎度のことながら私が動くと雨が降る...。

会場に到着するなり沢山の ”大人” がコンコース付近に群がっており、いまいちそこからアウトドアな空気が感じられないなぁ〜と思ったら、どうやらそこはHKT48のイベントが行われていたようです。

キャンピングカーショーはそこを抜けて一番奥のホールD。こちらはお隣のイベントとは対照的に入口付近の人はまばら。あれキャンピングカーって人気ないのかい?

毎年春に幕張っメッセで開催されるジャパンキャンピングカーショーほどの規模ではなく、感覚的にそれの1/3くらいの規模感ですかね、だからお客さんもそこまでドッと押し寄せなかったのかも。

何でもそうですが私は小さいものが好き。だからキャンピングカーを見る際も基本的には軽自動車ベースのいわゆる軽キャンがメイン。これから数日にわたり会場で目にしたいくつかのキャンピングカーをご紹介。

初日の今日はまずダイハツハイゼットベースのこちらから。キャンパー厚木さんのデモカー。

やはりサイズに限りのある軽自動車でキャンピングカーを実現するならこうしたワンボックスタイプが一番効率が良いのでしょうね。寝るだけならシートを広げてフルフラットにするだけでもOKなわけですから、あとは車内にどれだけ収納スペースを確保して電装品をどう格納するか、その辺りがデザイン設計の基本になるのだと思います。

この車で注目したいのはこちらのスライド式冷蔵庫。ベッド下の収納スペースの一部を最初から冷蔵庫専用スペースとして設計していますから非常にスマートに収まっておりました。

展示自体は車のリアハッチが開けられた状態でしたからその時は何とも思いませんでしたが、考えてみたらリアハッチを開けた状態じゃないと冷蔵庫内の食料品を取り出せないんじゃ?と後になって思いましたが、この写真を見る限り冷蔵庫のスライドスペース上部のマットは取り外しが出来るので、車内に乗ったままでも冷蔵庫を開けることができるようですね。よく考えられています。

リアシートを床まで倒した上にベッドの足が乗っかっている状態。これだけ見るとちょっとリアシートが可哀想な気もします。いえ、気持ち的な問題だけでなく、合皮シートの上に固い足が常に立っている状態ですから合皮が経年劣化で硬くなってきた際はそこからシートが破けていくんじゃないかと若干心配な気がします。

ただこのお陰で車内でベッド展開した時は綺麗にフルフラットになるわけですね。

キャンピングカーの中でもスペース的にかなり狭い軽キャンの場合、その車内をベッドルームだけと割り切るかリビングルームも兼ねるかで空間デザインの方向性は大きく変わってきます。最近の流行はリビングを実現するものが多いので、テーブルや椅子の役割をベッドが兼ね備えていますね。

上の写真は左側にテーブル、右側の冷蔵庫の上に大きくL字に立てかけられているのが椅子(ソファー)の役割ということのようです。つまりご飯を食べるのは車に対して横向きスタイルですね。

ベンチレーターを軽自動車で搭載しているキャンピングカーはまだ少ないような気がします。こちらの運転席助手席上部にある白いプラスチックの装置。

簡単に言ってしまえば換気扇ですね。車中泊をしているとこの換気扇の必要性を強く感じるんですよね。車内で料理をするなら勿論のこと、普通に車中泊で寝泊まりするだけでも車内の温度はどんどん上昇して季節によっては暑くて眠れない!なんてこともしばしば。窓を開けて寝ればある程度は改善しますが、例えば運転席助手席の窓を開けたところで後部座席の空気までは循環せず...。

そこで重宝するのがこのベンチレーターってわけですね。暑い空気を天井から上に抜くので装着位置的には最高のポジション。

そしてベンチレーターを使用するためにセットで考えなければいけないのが車内に空気を取り入れる場所。いくら換気扇を使って車内の空気を外に出すと言っても、それと同じだけの空気をどこからか車内に取り入れないことには効率よく循環しませんからね。

この車の場合には驚くことにリアハッチにその空気取り入れ口がありました。下の写真がその機構。ウッドで作られた蓋をパカっと開けるとご覧のようにV字型に通気口が確保されます。リアハッチのドアの中に空気を通しているのですね。外気はハッチ底部にも穴が開けられており、雨天時も水の侵入を防ぎつつ安全にフレッシュエアを導入できるというわけですね。よく考えられています。

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