Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

横浜キャンピングカーショー2022(5)

, …
By
All Photo by inos

最近YouTubeで軽トラの荷台にDIYで小さな家を作ってキャンピングカーにしている人の動画をよく見ているので、こうしたカタチのキャンピングカーには少し親近感を持ちます。

こちら三島ダイハツさんのデモカー。ハイゼットトラックパネルバンをベース車両としています。こうして見るとキッチンカーみたいです。

世の中的には軽トラベースのキャンピングカーは増加傾向にあると思いますが、会場内では数える程度しか展示がなかったためか結構注目を浴びていました。

遠目に見ても分かる車内の温かみある光に皆吸い寄せられているのかもしれません。

どうですかこのスッキリした車内。何もない!とか言わないでください。ベッドスペースが最大限確保出来るよう様々な工夫が注がれておりその結果がこのデザインなのです。

静岡の会社とあって地元の富士ヒノキをふんだんに使ったログハウスのようなキャンピングカー。この中で一晩眠ればヒノキの香りでリラクゼーション効果MAXでしょう。ただこれだけ無垢材を使用していると重量増が気になりますがトータルで150kg程度らしいので、積載350kgのバンであることを考えればまだまだ平気ですね。

機能的に作られたヒノキの箱はユニット式とでも呼ぶのでしょうか、全てを平らに納めればベッドスペースになりますし、重ねれば棚として機能します。足をつければテーブルに変化し掘り炬燵席の出来上がり。

移動中はこの箱は収納として機能するため実質床下収納として綺麗に収まるというすんぽうです。なかなか考えられていますね。

助手席側の後方に電装システムが集中配置されていました。個人的には重量の嵩むバッテリー関係はこの位置が良いと思うんですよね。車ってどんな車種も運転席の位置が一番重く、その対角となる助手席後方が軽いですから、重たい荷物はこのポジションが安心なのです。

ちなみにオプションではこの床下に電子レンジや引き出し式冷蔵庫もつけられるそうです。

あれ、このエアコン何処かで見たことがある!と思ったら昨日のブログで紹介した別のブースのデモカーと同じものでした。

ただこちらは徹底的にヒノキに拘っていますからご覧の通り専用スペースにとても美しく配置されていました。ここから冷気が出て来れば車中泊でも車内は理想的に冷えそうですね。こちらもリチウムバッテリーを電源として使っていましたが、通常使用であれば容量的に一晩もつそうです。これはいいですね。

ハイゼットトラックなのに運転席助手席と荷室は繋がっています。通常はシートのすぐ後ろには仕切りの壁があって荷室とは別空間ですよね。この車はこの仕切りを取っ払ってしまって、車中泊中でも2つのスペースを行き来できるようにしていました。雨の日には便利そう。

でも本当の狙いはそれ以外にあって、実はこの車は運転席と助手席が標準のシートから交換されています。いわゆるバンの固定式シートから長距離ドライブでも頑張れそうな快適なものに変更されているようで。リクライニングもスライドも可能だというのですから、仕切りを取っ払った効果は大きそうです。

こちらオーゼットという会社のスズキキャリートラックベースのいわゆるキャブコンタイプのキャンピングカー。昔からキャンピングカーと言ったらこの形!というくらいオーソドックスなスタイルですね。

この形の軽キャンで有名どころといえば埼玉県にある会社でラクーンというキャンピングカーをリリースしていたかと思いますが今もあるのでしょうか。

流石に美しいシルエットで一度は乗ってみたい気がしますが、キャブコンはいかにもキャンピングカーというスタイルなので、普段の足にも使うような用途には向いていないかもしれませんね。これで毎日最寄駅まで奥さんを送り迎えしていたら注目の的になりそう。

まあ車内も想像通り至れり尽くせりと言いますか、ここまでくるともはやマンションにユニットバスを入れてバストイレを一気に完成させるみたいに、専用の居住空間を軽トラの後ろに載せたようなものですからそりゃ完成度が高いのは当然です。

美しいキャンピングカーに憧れる人はもうこれしかない!という感じですね。

後ろから見ると随分背が高いのが分かります。強風時の東京湾アクアラインは気をつけて渡りましょう。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)