Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

横浜キャンピングカーショー2022(4)

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All Photo by inos

こちらマリナRVというメーカーのダイハツアトレーベースのデモカー。2台展示されていたうちの1台。

キャンピングカーって昔は外観からしていかにも ”キャンピングカーです” っていうものが多かったですが、近年はこんなふうに一見普通の車に見えてインテリアのみ機能的にカスタマイズされたモデルが増えましたね。そうする事でキャンピングカーとしても使えますし普段使いも出来るという一台二役を実現しているのだと思います。単純にエクステリアにはお金をかけず安価に抑えるという狙いもあるのでしょうけれど。

この車もソーラーカーだんきちスタイルでルーフの上には汎用のキャリアでソーラーパネルを載せています。後方のみのハーフキャリアっぽいですから屋根に荷物を乗せたい人は前方にルーフラックを準備すれば実現可能かもしれませんね。

こちらウィンドウエクステンションなるオプションが装着されていました。後部座席のドアが開けられている状態なので分かりにくいですが、こちらは2列目シートの窓に外からエクステンションカバーを付ける事で小窓が開閉できるようになるわけですね。車中泊時の換気は温度管理以外に湿度を外に逃す意味もあって結構重要なところです。

この落ち着きある車内の雰囲気はかなり好感が持てました。テーブルを挟んで対面スタイルでのリビングは勿論可能ですが、こんなふうにコの字型にして掘りごたつスタイルもなかなか良いじゃないですか。

しかもこういうスタイルで使う場合の盲点は座面と床との高さ関係で、座面が低すぎる場合、掘りごたつに足を落としても座面より膝のほうが高くなってしまいますが、こちらの車両はそれが適当な位置になるんだとか。

そしてこのベッドマットの質感がなかなか良くて心地よい手触りでした。もちもちした弾力としっとりひんやりな素材。

この車の注目ポイントはやはりこれでしょう。車中泊専用クーラー!

見た目はプラスチッキーですが、軽キャンに丁度良いサイズ感でとても収まりが良いのです。私個人的な意見としてはこの位置に電子レンジは不要ですがこのクーラーは欲しい!と思いましたね。

4つの吹き出し口からは十分実用になりそうな冷たい空気が出ておりました。展示の関係ですべてのドアがフルオープン状態でしたから実際に車内の温度をどれくらい下げられるか分かりませんが、吹き出している冷気の温度と勢いからして、締め切っちゃ車内であれば真夏の炎天下でもそこそこいけそうな感じ。

担当の方にスペックを伺ったところ、搭載しているサブバッテリー(容量は失念)で、35度の炎天下、設定温度16度、全開で動かした場合で連続運用4時間から6時間との事。深夜の就寝時であれば外気温がもっと下がりますから朝まで持ちそうな感じですね。

最近はポータブル電源で動く車載用のクーラーも各社からいくつか登場していますが、その殆どは室内機、室外機一体型のため、冷気と暖気をホーシングで上手く取り回す必要がありますが、こちらのクーラーは室内機と室外機が別体型のため、冷気だけを効率よく車内で循環できます。車に標準搭載されているエアコンと考え方は全く同じですね。

ちなみに室外機は上の写真のようにリアバンパー付近に下向きに設置されておりました。なるほど最高のレイアウトですね。

それゆえこのクーラーは一般素人が単品購入するのはこの室外機設置に苦労するため現実的ではないのだとか。なるほどといったところです。

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