Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

準備ゼロでいきなり撮影スタート

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All Photo by inos

442年ぶりの天体ショーとして注目された昨夜の月食。珍しく天候に恵まれた東京でも駅のホームや街のいたる所で空を眺める人を沢山見かけました。

442年ぶりと聞くとかなり大袈裟な気もしますが、今回は月食にプラスして天王星食が重なるという奇跡によってそのような表現となったようです。実際のところ天王星は肉眼では見えないのが残念ですが、単なる月食として見ても3時間以上にも及ぶショータイムはいつになく長く多くの人の目に触れる結果となりました。

地球や月の自転や公転の速度はいつも同じはずですから、月食の時間が長くなる理由は月と地球との距離の関係、そして地球の影が月の中心付近を通った事によるものでしょう。

皆既月食のピークは20時ごろと聞いていたので、私は仕事を終えてのんびり帰宅してきたわけですが、19時前くらいになって空を見上げるともうかなり欠けていて間も無く皆既食突入という状況。げげ、これはいかん!と思い最寄駅から自宅まで走って帰りました。今回は半月くらいまで欠けたところから写真に収めようと考えていましたからね。私のスタートはだいぶ出足を挫かれた感じでして、初めのほうの撮影は赤道儀の準備もできず、ひとまずシャッターを押しておく程度のやっつけ感バリバリ。

ということで今日の写真は19時ごろから定期的に撮影した月食の様子。本当はこの5つの月の外側に半月状態の月が並ぶ予定だったんですけどね。先の理由で5つになってしまいました。

フィルムカメラでこうした画像を作るのは大変ですがデジタル時代なので比較的簡単にできました。とは言え月食は刻々と明るさが変化するため撮影時の適正露出の割り出しが大変です。今回は一番外側がISO100、F8、SS1秒、その内側が、ISO100、F8、SS2秒、中央の皆既月食状態がISO100、F8、SS15秒で撮っています。

レンズは手持ちの20年以上前のフィルムカメラ用105mmなのでトリミングしてもこの程度が限界。皆既月食状態のコマのみ赤道儀による追尾を行いました。まあ家のベランダからご飯を食べながら撮ったものですから芸術性には欠けますが雰囲気だけは伝わりますかね。

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