Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

TOKYO AUTO SALON 2023(5)

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All Photo by inos

こちらの車、ベース車両がスズキのエブリィであることは分かるのですが遊び心のあるバンパーデザインはハスラー寄り。従いまして車名は ”エブラー” だそうな。

諸事情により車内の隅々までを見てくる事は出来なかったのですが、実はインテリアも専用設計されたウッド製ブラインドが装着されていたり、スマートフォンを置くだけで高音質に音楽再生が楽しめるバックロードホーンタイプのパッシブスピーカーが装備されていたり、遊び心は多岐に渡るようです。

さて、最初の写真を見て手前の車よりフォーカスアウトした後方のオートバイに目が行った人は結構昔からのクルマファンなんじゃないでしょうか? 実は私もその一人。

倒れないようベルトで固定されているこの小型バイクは、そう、知る人ぞ知るホンダの名車 ”モトコンポ”。

今から35年から40年くらい前の事だと思いますが、ホンダがCITYという車を発表した時、小型自動車ながら4シーター、その後部座席後ろのトランクとも呼べないような省スペースに搭載できるとして同時リリースされたのがこのモトコンポ。折りたたみの原付というわけです。

当時はCITYのボディカラーと同色で赤と黄色の2色展開だったと記憶していますが、この展示車はそのベース車両をレストアしてエブラー同様のシボ塗装で仕上げておりました。レザー調シートと相まってとても可愛い仕上がり。今でもモトコンポ欲しくなっちゃいますね。

隣に真っ赤なフェラーリが並んでいようとも、私の目の向く先は背の高い車のほう。この角度から見ると軽トラの頭にRAYSと書かれた天使の輪が浮かんでいるように見えますね。遠くにあるRAYSの輪っかオブジェがたまたま重なるように撮れてしまいました。

こちらの軽トラ何やらルーフから煙突のようなものが伸びており...さては ”焼き芋屋仕様の車か!” と思い近づいてみたのでした。するとどうでしょう、荷室のインテリアは明るめな天然ウッドで綺麗に仕上がっておりアウトドアな香りがぷんぷん。

さらに車内を覗き込んでみると、驚くことにこの荷室はそのままサウナになっておりました。サウナストーブも結構な容量のものが搭載されているようで、この室内空間からして90℃や100℃まで温度を高めるのもあっという間でしょう。

ただこうした移動サウナってどういう需要があるのでしょう? 例えばキャンプ場などを運営する会社が購入して「サイト内に移動式サウナ有ります!」みたいな事であれば謳い文句にはなると思いますが、個人ユースでこれを購入しても車内で宿泊が出来るわけではありませんし、汗だくになった後、水風呂とは言わないまでも体を流すシャワーとか必要ですよね。何かアイデアがあるのでしょうね。

以前、横浜キャンピングカーショーでも実車をまじまじと拝見し、これは良いぞ!と思ったタウンエースベースのキャンピングカー。今回のオートサロンでも展示されておりました。それも製造元のトヨタモビリティ神奈川ではなくヨコハマタイヤのブース。

タウンエースって根っからの商用バンなので、ベース車両のままではすごく地味で個人ユースのマイカーとしては全くそそられないのですが、こうして2トーンカラーにするだけで随分ポップに変身しますよね。キャンピングカーショーで見て以来このデザインのキャンピングカーを街で3回くらい見かけました。相当売れているんでしょうね。

このモグラみたいなフロントフェイスがなんとも可愛いじゃないですか! カラードバンパーが普通の現代に素地剥き出しのウレタンバンパーで全然良い感じ。

こうして横から見るとそれなりに大きな車なような気がしますが、これでもハイエースと並ぶとだいぶ小さいんですよね。リアのオーバーハングがあと10cmくらい短かったら最高に可愛いと思いますが、この車はデザイン製よりやはり商用での使い勝手が最優先ですから贅沢は言えませんね。

確かこのキャンピングカーどこかでレンタルできたような気がするので機会があれば乗ってみたいかも!

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