Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

TOKYO AUTO SALON 2023(6)

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All Photo by inos

ダイハツブースにも様々な車の展示はあれど私が一番ワクワクしたのがこちらのエリア。この展示、見るからに実用性より遊び心最優先で良いじゃないですか!

コペンって世の中に登場したのが2000年くらいでしたっけ? 当時は丸目で可愛らしいデザインでしたが、その後のモデルチェンジでなんだかロボットみたいに角ばったデザインに変更され初期モデルほどの人気は出なかったと記憶しています。

そして角ばったデザインがしばらく続いた後、初代モデルを彷彿とさせる丸目デザインが復活、モデル追加された事で今もコペン=丸くて可愛らしいオープンカーという印象が続いているように思います。

現行の丸目デザインのコペンをカフェレーサーふうにドレスアップしたのがこの車。カラーリングがウルトラマンみたいですが少なくともこちらの展示スペースに並んでいるぶんにはかなりイケてる!と思います。

ノーマルモデルとはバンパーやサイドスカートあたりが違うんですかね。レーサーベクトルですから当然車高はペタペタです。

4点式ロールゲージもバッチリ組まれています。街乗りならオープンカー特有の開放感をスポイルしてしまいますがサーキット前提なら必需品ですね。サーキットにもよりますが基本的にはオープンカーの場合万一の事故に備えてこうしたロールゲージの着用が義務付けられていますね。

ドアには20周年記念ステッカーが貼られていますから今年でコペン誕生20周年という事なのでしょう。となると初代の登場は2003年ですか。

このエリアの展示で注目したいのはコペンだけではありません。こちらのハイゼットジャンボ。

ハイゼットですから軽トラベースという事ですが、それがご覧の通りドーンと後方に延長されてずいぶん全長の長い車に変身しています。聞けば世界最小のモーターホームを作ったのだそう。モーターホームっていうのはサーキットで各チームがレース車両とは別に現地で休憩したり作戦を考えたりする居住スペース重視の専用車の事ですね。

F1みたいな規模の大きなレースの場合は何十トンものトレーラーが何台もで構成されたりしますが、こちらの車はそれを最小構成で形にした!というもの。先ほどのコペンがレース車両でこちらがモーターホーム。なるほどバランスが良いです。

通常走行時この荷台は一般的な軽規格の寸法に収まるよう縮められていますが、現地に到着したらどどーんと後ろに伸ばす事でこれだけの室内空間を確保できます。運転席助手席スペースを除いても2.6メートルの奥行きがあるというのですからハイエース顔負けですね。

真っ赤なインテリアカラーは検討の余地があるとしても、この方式であれば車中泊なども余裕を持って出来るはず。ただし走行時の事を考えると荷物は室内スペースの半分までにしておく点は言うまでもありません。

以上の2台の車ですが、あくまでコンセプトモデルで販売の予定は無いとの事。売ればどちらもヒットしそうな気がしますけどね。私など2台セットで欲しいくらいです。

さてこちらの緑のアトレー。今流行のアウトドア向けデザインを取り入れたカスタムカーでしょ? と一口でまとめるのはちと早い。確かにハイルーフが随分主張していますからきっとルーフテントでも積んでいるのだろう...と思うじゃないですか。実は違うんです。

この車の屋根に積んでいるのはボート。海や湖で人が乗るあのボートです。アトレーのルーフ形状に合わせて作ったボートをひっくり返して搭載する事で、車としてのシルエットは単なるハイルーフのように見えますが、実はルーフの上にカツラを被るようにボートが被っているという斬新なアイデア。

キャンプや釣りなど現地でボートを下ろして、その先で水遊びが楽しめるという寸法。なるほど面白いアイデアだとは思いますが、あのボートを下ろしたり積んだりするのに大人が何人必要なんだろうという疑問は残ります。でも遊び心ってそういう事なんでしょう。

以上ダイハツブースのコンセプトカーはこちらの動画でも紹介されています。

ジムニーファンの方にはこちらの情報も。現地でJB74ジムニーシエラのカスタムカーに値札が付けられておりました。そのお値段なんと320万円、高いですか?安いですか?

その場にいた来場者からは「え、安い!」という声が聞こえてきましたね。

私もこの車を購入目的で見ておりませんでしたので一体どこからどこまでが含まれてその価格なのか分かりませんが、普通に考えてこうして目に見えているこの仕様がそのまま商品として売り出されているとすると確かに安いかもしれませんね。

JB74ジムニーシエラって新車で購入したらコミコミ220万円くらいだと思いますが、今だに納車待ちは1年以上続いておりむしろすぐ手に入る中古車のほうに高値がついています。それは軽自動車規格のJB64であっても270万円くらいしていますからJB74だともう少し高いんじゃないかと。

そこへこちらのデモカーの場合、タイヤ・ホイールが変更されており、見たところ4インチくらいのリフトアップですからそれだけでも40万円から50万円くらいかかりますよね。

エクステリアだけでも前後バンパーにスキットプレートそれにオーバーフェンダーが変更され、ウインチまで搭載されています。何より35万円以上するルーフテントまで搭載されているのですから、これらをパーツ購入後取り付けと塗装をしたら一体いくらになっているでしょう? 車内やエンジンルームの確認まではしていませんがメーカーデモカーという事を考えるとそれなりに手が入っているでしょうから、恐らく改造費だけでも150万円くらいは掛かっているのではないでしょうか?

そう考えると320万円は破格と言えば破格かもしれません。見た目もワイルドでかっこいいですしね。誰か購入した人いるんでしょうか...。

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