Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

TOKYO AUTO SALON 2023(11)

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All Photo by inos

朝9時の入場時は多少ゆとりのあった会場内も、お昼過ぎにはご覧の通りすれ違いが困難なほど多くの人でごった返しておりました。コロナ感染防止対策が緩和されたとは言え、ちょっと緩み過ぎな気がしますね。この日はいつも以上にマスクをしっかりとして歩きました。

N’s Stageさんのブース。今回はロールゲージで構成されたジムニーのプロトモデルが展示されていました。公道走行不可との事なので合法的な事よりも悪路を走る事を優先で設計されているのでしょう。

相変わらず近未来的でカッコいいヘッドライト。毎回この展示でN’s Stageさんはこのライトを採用していますが自社オリジナルで販売しているものなのでしょうかね。しかしフロントマスクだけ見たらもはや現行ジムニーは面影程度にしか残っておらず、モデルチェンジを控えたジムニーの次期コンセプトモデルという感じ。

ガッチリしたロールゲージが組まれた様はそれだけでロックを駆け上るような印象を受けますが、装着されたバケットシートは4シーター仕様!

聞けばリアシートはボディフロアを下げる工夫をして何とかこの高さに仕上げたんだとか。確かに標準ではフロントシートよりリアの方が座面が高いですからそのまま同じシートを付けた場合リアがかなり高くなるはずですが、この車の場合は上手く収まっていますね。しかしリアにまでバケット付けて、本当にこの車4人で乗るんでしょうか? という疑問。

オーリンズの別タンク式ショックが装着されていました。お値段は張るようですがショックの容量が大きくなるぶん吸収性能はなかなか良いんだとか。見たところスタビライザーも付いていないようですからこの車のサスストロークを考えると大容量のショックが必要不可欠なんでしょう。

ピカピカのステンレスパイプみたいなフレームはボディリフトの役割も兼ねていることが分かりますね。更に真っ赤にペイントされたリアアームはよく見るとパイプ断面が丸ではなく楕円に近い形状で作られていて強度を確保しているのが分かります。

新年最初の車イベントとあって会場内では所々でパーツ販売と福袋が準備されていました。こちらのブースでは工具のセットが販売されていましたね。私は東京のマンション暮らしなので自宅前でのびのびと車の整備をするわけにもいかず、こうした音の出る工具を購入しても使いづらいのですが、ガレージを持っているような人ならこれらは重宝すると思います。それがお正月価格で手に入る...。

展示は車ばかりではありません。こちらは恐らく車のガラスに貼るフィルムメーカーと思われ、赤外線を含む強力なライトを照射した通路の中を人が歩いて通って行く際に、ただのアクリルパネルとカーフィルムが貼られたパネルの両方で熱の透過率を確認できるという体験コーナー。

ただのアクリルだと赤外線を含む光の熱はほぼそのまま人間にまで届きますが、フィルムが貼られたパネルの場合にはその熱がかなり反射され暑さを感じないという、カーウィンドウに適した素材というわけ。夏の日差しが暑くてたまらないという窓の大きな車に乗っている人には最高のアイテムじゃないでしょうか?

こちらにも何やら人だかりが出来ていたので一体何が展示されているのだろう? と近づいてみると、どうやらレースゲームの体験コーナーのようでした。

なーんだ、たかがゲームか、と思いましたが、最近のレースゲームは単にタイムを競うだけでなくレース用の本格的なハンドルやアクチュエーターによって乗車時の振動や動きを再現する専用シートまであって、もはやプロドライバー育成マシーンといった感じ。ハンドルだけで何十万円もするものもあるらしいですね。イメージ動画がオフィシャルに公開されていました。

以上11回連続で掲載してきた東京オートサロン情報は本日が最終回となります。続いて明日からは東京アウトドアショー情報を掲載していきます。

 

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