Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

北海道短期集中観光 2023.5(7)

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All Photo by inos

今日から仕事で京都に来ておりますが、北海道の旅の思い出話は続きます...。

その昔私がまだ北海道に一度も来た事が無かった頃、人に話を聞くと「北海道の道路は信号が無くて快適」だとか、「前にも後ろにも車が居なくて道路は貸し切り状態だ」だとか、「ガソリンスタンドを見つけたら給油をする癖をつけておかないと次のガソリンスタンドは数十キロ先まで無いから気を付けろ」だとか、かなりオーバーな印象を植え付けられたものです。

札幌にいる限りは東京と比べても遜色ないくらい都会ですし、小樽や富良野を巡っているくらいであれば大自然と街が程よくバランスしていて不自由を感じる事もありません。しかし道東に足を延ばすと流石に広大な土地を目の当たりにしますし、人気(ひとけ)の少ないエリアが多く、ひたすら真っ直ぐな道路も増えてきます。

こちらは知床の手前にある有名な道。18kmの直線道路でその先が上り坂になっているため、上り切ったあたりから後ろを振り返ると今走ってきた直線道路がまるで天まで続く道路のように見える事から、”天に続く道” と呼ばれています。この景色を見るための展望台まで設置されておりひっきりなしに観光客が訪れるポイント。

空気は少し霞んでいましたがそれがプラスに働いてまさに道路の先が天に続いているように見えました。よく見るとジムニーがこちらに向かって走ってきますね。

上の ”天に続く道” の近くからは遠くに非常に綺麗なシルエットの山が見えました。斜里岳と呼ぶそうです。あの有名な利尻富士を彷彿とさせる堂々たる姿は私好み。どうしてもこの場で写真に収めたくてレンタカー越しにファインダーを覗いていたら遠くにキツネの姿が確認できました。上の写真でも緑の牧草地を渡っていく姿が小さく写っていますね。写真をクリックし拡大表示すれば確認できるかと思います。

今回の北海道旅行は釧路空港からレンタカーを借りてのドライブ。いつもはホンダ車を借りる事の多い私ですが今回初めて日産車を手配。同クラスで比較した際一番安く手配できたというのが決め手。

小型車、エコカークラスで予約していたため、新型NOTEなら良いな!と思っていたものの場合によってはマーチが割り当てられる可能性もありちょっとドキドキしていたところ、見事NOTEが準備されていました!

新型NOTEを望んだ理由は他でもなくハイブリット車だから。北海道はどうしても長距離を走るため借りるレンタカーは燃費が良くないと不経済なのです。過去には軽自動車が一番燃費が良いだろうと借りた事もありましたが、その場合も実は燃費的には不利なんですよね。北海道は走行速度が速いので小さなエンジンをブンブン回していると1,000ccを超える普通車よりも燃費が悪くなるのです。

そういった理由から小型ハイブリッドカーが最適解というわけ。

今回この新型NOTEはもちろん日産車自体初めて乗りましたが、率直な感想として ”スバラシイ車” でした。何がって色々ですよ!

まずロードノイズが静か。借りた車はまだスタッドレスタイヤを履いていたにもかかわらず、タイヤが転がるロードノイズが恐らくプリウスより静かですね。最新のプリウスにはまだ乗った事が無いので一世代前のモデルとの比較ですが、多くのハイブリッドカーはエンジン音は非常に静かですがロードノイズが気になる車が多いところこのNOTEはそれが静かなのです。ラダーフレームを採用しボディーとシャーシが分離しているジムニーと同じくらい静かに感じました。それだけでドライブの疲れ方もだいぶ少ない気がします。

そしてアクセルペダル一つで加速と減速を実現するワンペダルドライブ。アクセルを踏み込んで電気とエンジンで加速していくのは勿論ですが、アクセルを緩めると回生ブレーキが働き急激に減速します。まあその仕組み自体は他のメーカーにもありますし、私も以前ホンダの電気自動車であるeの試乗をした際経験していましたが、これまでのワンペダルドライブはアクセルオフからのブレーキの効き具合がどうも不自然でぎこちなく、スムーズに運転するためにはドライバーが意識してアクセルコントロールをする必要があったところ、この新型NOTEはそれが実に気持ちよく扱えるのです。もう減速のためにブレーキペダルを踏むのがめんどくさいとさえ思うくらいに!

そしてこの車にはプロパイロットが搭載されているため、一般的に言われる前車追従型速度制御(アダプティブクルーズコントロール)は勿論、ハンドル操作までが自動化されており、一旦プロパイロットのモードに入れてしまえばアクセルもブレーキもハンドル操作さえも人が行う必要が無く勝手に走ってくれました。

ただしハンドル制御だけは頻繁にモードが自動でOFFになったりONになったりするので、ドライバーは居眠りをしているわけにはいきませんけど...。あれどうにかなりませんかね日産さん。

そして何より有難かったのがApple CarPlay対応ナビが標準で搭載されていた事。正直レンタカー借りてメーカー純正ナビって操作したくないんですよね。車に乗り込んでからさあまずはナビの操作方法をマスターして...っていうのが本当に嫌いで。その点今回はCarPlay対応だったので自分のiPhoneをBluetoothでペアリングすればGoogle Mapがそのまま純正ナビの画面に映し出され、普段ジムニーで見ている画面と同じ操作感で運転できる安心感ったら、最高です。しかもワイヤレス接続のCarPlayですからね、私のジムニーより進んでました。

ちなみに今回の旅行全体の平均燃費は27km/lくらいだったと記憶しています。

北海道にはもっと良い車も走っていました。私の大好きな ”トラクター”。東京には畑が少ないのでそもそもトラクターを見る機会は殆どありませんし、仮に見たとしても比較的小型サイズのもの。でも北海道のトラクターは流石に大きいですよね。こんなのが1つの畑の中に3台とか動いているともう感動ものです。カッコいいなぁ~って。

北海道とか関東近郊なら野辺山とか広大な面積の畑がある地方では、道路を走る大様的存在。一度乗ってみたいですね、それもドロドロの田んぼの中とかを勇ましく進んでいくような環境で。

この日の宿泊は知床を目前にした斜里という町に手配していました。部屋の窓からは先ほど紹介した斜里岳の他、左手には海別岳も同時に眺める事が出来ました。大変良いロケーションですね。

しかし心配なのは翌日の天気。この日の夜から予報通り雨が降り始めました。

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