Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

北海道短期集中観光 2023.5(6)

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All Photo by inos

網走まで来たのならここへ立ち寄ってみると北海道らしい開放感を味わえます。市街地から車で20分くらいのところにある能取岬。

ジャニーズ嵐のメンバーがJALのCMで使っていたロケ地ですね。白と黒の日本らしからぬ灯台が印象に残ります。これなら豪雪で辺りが真っ白になっても灯台を見失うようなことはないかも。夜になれば光るのでそもそも見失いませんが。

意外にも日本の人気灯台ランキングの上位に入っていないこの能取岬灯台。上位に食い込まない理由は北海道の端っこ過ぎるからでしょうか。ここの魅力は灯台だけでなく周囲の環境を含めた広大な土地有きなんですよね。写真には写っていませんがこの緑な自由空間の先には牧場が続いていて北海道以外では考えられないスケールなのです。

ここで灯台込みの星景写真を撮ったら絵になるでしょうね。

再び網走市街地方面へ戻り、博物館網走監獄から程近いオホーツク流氷館へ。ここは水族館とまでは言いませんがオホーツク海のイロハが学べる施設。水族館だと思って入ってしまうと拍子抜けしますのでご注意を。

館内はゴールデンウィークにもかかわらずかなり空いており、自分のペースで展示物を見る事が出来ました。

壁に開けられた穴の中はそれぞれ小さな水槽になっておりオホーツク海ならではの生き物を観察できます。

北海道で有名なクリオネ。見た目は大変可愛く空港のお土産コーナーではガラス細工やキーホルダーが販売されていたりします。マスコットにしやすいキャラですね。

実はこのクリオネ、稀にペットショップや熱帯魚ショップで販売される事があるようで、環境さえ準備できれば自宅で飼育する事もできるようです。環境さえ準備できれば...ですが。

熱帯魚の場合は水温管理が25℃〜30℃くらいをキープできれば飼育可能で、冬には水温が下がりすぎないようヒーターを入れたりするのが普通ですが、クリオネの場合はその逆で、とにかく冷たい海水を準備する必要があります。それも冷蔵庫の中くらいが丁度良いというのですからリビングで観賞用に...というのは冬であっても現実的ではないですね。ベランダなら可能でしょうか。

こちらも人気キャラのナメダンゴ。写真の撮り方が悪かったのであまり可愛く見えませんが、実際はお団子みたいに丸っこくてとても愛らしい姿なのです。

体型的に見ても泳ぐ事が上手くなく、水流で流されないようお腹の吸盤で岩にくっついてじっと動かないのが特徴。こちらもペットショップなどで販売されている事もあるようですがクリオネほどではないまでも冷水前提なので関東で飼育は難しそう。

オホーツク流氷館で有名な流氷体感室。夏でもマイナス15℃の部屋に入る事が出来、本物の流氷に触れる事が出来る唯一の場所。入り口では濡れたタオルを無料レンタルしているのでそれを持って入室します。

この時何人かのちびっ子達が我々と一緒に自動ドアを開けて入ってしまって大慌て。単なる部屋でも親の目の届かないところへ勝手に入ってしまうのは危険なところ、中はマイナス15℃ですからね、ドアを開けっぱなしにして親が来るのを一瞬待ちました。

極寒の部屋に入ったらすかさずタオルを振り回します。10回も回しているといとも簡単に凍りつきました。流氷もこのサイズ感でゴロゴロ転がっています。

ただ冷静に考えてみたら私の出身地である長野でも寒い日にはマイナス15℃くらいになるので、北海道に次いで長野も寒い!と言われるのは尤もだと思いました。ちなみに部屋の中にはゲンコツサイズの南極の氷も展示されていますが、どこからみても普通の氷にしか見えないので有り難みの実感は少なく...。

流氷館の屋上からは知床方面と網走湖方面の両方の眺望を楽しめます。ゴールデンウィーク後半は雨が降ると言われていましたが奇跡的に天気が続いてくれてこの視界。若干霞んでいるのは春ならではの空気のせいでしょうか。

ご覧の通り、北海道網走周辺は桜が満開を迎えています。ピンクに黄色、春らしい北海道の風景。

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