Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

行動ログの.gpxファイルを修正してみる

, …
By
All Photo by inos

先日行きつけのスーパーに食料品を買い出しに行った際、Apple Watchにて記録していた行動ログを見ていて、明らかにおかしなデータが含まれていたためそれを修正する手段を模索してみました。

この日の移動は店内でお買い物をしている時間以外は基本的に車のみ、しかし上に掲載した行動ログにはどう見ても道路から外れ一直線に移動した値が記録されており、赤色のラインで表示している部分はエラーと判断できます。

これは記録していたアプリが悪いとかApple Watchが悪いとかではなく、お買い物中もずっとログを録り続けているため、鉄筋コンクリートの店内にいる間はGNSSが正常に測位出来ていないことが原因です。とはいえここまで大きく外れることは稀ですけどね、問題のポイントの移動速度を確認すると260km/hくらい出ています。通常はせいぜい100メートル以内くらいでうろうろした軌跡として記録されていることが多いです。

私がGPSを利用して行動ログを残している目的は、一眼カメラで撮影した写真ファイルに位置情報をリンクさせるためである事は以前より書いており、その用途で言えば今回のような記録エラーがあったとしてもさほど支障はないので放っておいても良いのですが、昨年から同じGPSを利用して ”自分が通った道は全て記録しておく” という、なんら意味はないがどこかロマンを感じる行為を楽しんでおり、その目的においては今回のようなエラーは少々スマートさに欠けるため、自力でデータを修正しておきたいところです。

そんなことしてなんの意味があるかって? これまでの行動の全てが一気に地図に描かれたら、まだ行ったことのない場所というのがはっきりして、ドライブでもサイクリングでも未知のエリアに足を伸ばしてみようかな!ってな気持ちになるじゃないですか。

そんなわけで本題です。今回Apple Watchで行動ログは ”ウェイログ” というログ記録に特化したアプリを使用しました。もちろんそのアプリを使わない場合、Apple純正のワークアウトによる記録でも構いません。

それらのアプリからその日の行動ログデータを汎用性重視の.gpx形式で書き出します。(Apple純正ワークアウトアプリで記録した場合はサードパーティのGPX Exportなるアプリで.gpxを抽出します。)

いずれかの方法で抽出した.gpxデータをMac OS用アプリ ”GPX Binder” を使って編集します。今日掲載した1枚目と3枚目のGUIがこのGPX Binderのものです。シェアウェアだけにシンプルなUIでわかりやすく簡単にデータの修正が行えます。

今回は明らかにエラーと思われる記録ポイントを削除し同アプリから新たな.gpxデータとしてエクスポートします。エクスポートしたデータは再度ウェイログアプリにインポートするのも良いですし、Adobe Lightroom Classicに取り込んで写真ファイルと連携させるのも良いです。

上の画像を見ると見事にエラーポイントが削除され、実際の行動に近いログだけが綺麗に残せています。

個人的にまだ検証が出来ていませんが、次のステップはこのGPS Binderを使って、元の.gpxデータから記録ポイントの間引き作業が出来ないものかと考えています。オリジナルの.gpxデータは10時間を超えてくると1万ポイント以上のログになったりしてデータサイズが大きいため、直線移動などのログはなるべく間引いてファイルサイズを小さくする工夫を考えたいところです。

まあそんな機能がこのアプリに備わっているかどうかはまだ未確認ですが...。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)