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mac OSはどこへいくのか?

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本日1枚目のスクリーンショットはリリースされたばかりのmacOS 13 Venturaの画面。新しもの好きな私のことですから、OSでもアプリでも新バージョンがリリースされるとすぐにアップデートしてみたくなるのです。

ただ最近は昔ほど新機能などに興味はなく、どちらかというとこれまでに発見されている不具合が修正されているみたいなところへの期待が大きいです。それが具体的にどんな不具合かはっきりしている時もあれば、私自身は知らずともメーカーが既知としている不具合が修正されていて、手元の機器の完成度が知らぬ間に向上しているみたいな喜びもあります。

さて、今回りリースされたmacOS 13 Venturaはmac OSというくらいですから私の場合は手元のMac Book Proが該当機器なわけですが、ひとまずアップデートしてみて第一印象として大きく変わったのが上のデスクトップ画面。

すでに複数のアプリケーションを起動している状態をスクリーンショットしたものですが、これまでのOSには無かった表示が画面左側に縦に並んだアプリケーションの小画面。これをアップルさんは ”ステージマネージャ” という新機能として発表しています。

OSバージョンアップ後そのままではこのステージマネージャはOFFになっていますから、「システム設定」の「デスクトップとDock」内でこの項目を有効にする必要があります。

アップルさん曰くこのステージマネージャはアプリやウィンドウをシームレスに素早く切り替えることを目的としているそうで、実際に使ってみると確かに左側に並ぶアプリの小画面をクリックするだけで手前で作業しているウィンドウと瞬時に切り替わるため「素早く切り替える」という意味では納得の動作を実現しています。

ただこの動作に似た事はこれまでもDockに並んだアイコンをクリックするだけでも実現できましたし、キーボードから「Command+Tab」操作でも実現していたので革命的に便利かと聞かれると私的には無くても良い機能かと思います。

むしろデスクトップがごちゃごちゃしてしまい、もうどこに何が並んでいるのか訳わからなくなりそうですよね。画面下にはこれまで通りのDockが、画面右にはHDD等へのエイリアスが、画面上には現在アクティブなアプリのファイルメニューが、そして画面左には今回のステージマネージャの小画面ですか。ちょっと煩雑じゃありません?

それよりも私は以前よりこちらの機能を多用しています。OSがバージョンアップするたびに呼び方が変わるので、macOS 13 Venturaでは何と呼ぶのが正式なのか不明ですが、過去に「Spaces」と呼ばれていた仮想デスクトップ機能。これはデスクトップ画面を仮想で複数起動しておき、それぞれに好きなアプリやウィンドウを開いておく使い方。

仮想デスクトップはマウスでもトラックパッドでも瞬時に切り替えることが出来ますから、例えば1つ目のデスクトップにはAdobe Lightroomを開いておき、2つ目のデスクトップはPhotoshopを開いておき、3つ目のデスクトップにはPremiereを開いておいて、Lightroomで現像した写真素材にPhotoshopでマスクを作成しPremiereの動画タイムラインに載せていく...みたいな使い方が指先の操作だけで非常にスマートに実現するのです。

もちろんこのフローは1つのデスクトップだけでも出来るのですが、各アプリや作業内容に応じたフォルダやサービスを複数のデスクトップにワークスペースとして分けられると人間の頭の整理がしやすいんですよね。そしてデスクトップ上の配置が何よりシンプルでスッキリします。

今回の新機能である「ステージマネージャ」なる機能はそれ単体で見るとこれまでの「Spaces」機能の使い勝手を超えられていないかな?というのが私の正直な感想。

それよりも気になるのは、このステージマネージャ機能は今回iPad OSにも搭載されたんですよね。仮想デスクトップを持たないiPadであれば確かに便利に使える可能性は高いです。ではなぜmac OSに載せてきたのか?

実は今回のmac OSでは「システム設定」(旧システム環境設定)のデザインが一新され、iOSそっくりになったんですよね。あれ?と思ったのは私だけでしょうか。 アップルさん近い将来いよいよiOSとmac OSの統合を考えたりしていませんよね?

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