Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

TOKYO AUTO SALON 2023(3)

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All Photo by inos

ジムニーオーナーとしてはやはりオートサロンにどんなカスタムジムニーが出展されているのかが一番気になるところ。3年前の同イベントでは会場内に展示されている車両の中でジムニーが一番多く確か40台くらい数えた記憶がありますが、2023年の今回は15台〜20台くらいだったでしょうかね。私も会場の隅々まで見てきたわけではないので見逃しもあると思いますが。

毎回その進化を楽しみにしているアウトクラスカーズさんのブース。お馴染みのゲレンデブルーのジムニーシエラが今年も堂々たる姿で展示されておりました。3年前の展示と比べても明らかにタイヤが大きく背も高くなっているような。DEENの新型ホイールがカッコイイですね。

聞けば今年のデモカーはタイヤ・ホイールを一新し、それに伴いリフト量も1インチアップの4インチにしているんだとか。そのままではタイヤがボディー幅の外にはみ出すため、ただでさえエッジの効いたいかついオーバーフェンダーが付いているのにその更に外側にパイプフェンダーを増設して対応していました。なんともワイルドな姿。

リフトアップキットにより4インチアップということはそれだけで10cmも車高が上がっているのに、この巨大なタイヤで更に5cmくらい上がっていそうですから、目測でノーマル比15cmも車高が高くなっています。これだけ高くなると流石に乗り降りがし辛そうですが、サイドステップも装着されているようですので問題ないんでしょうね。

何よりこれだけワイルドになると新型のランクルの隣に並んでも存在感で負けないというかボディの小ささを感じませんね。

今回はフロントバンパーも新型に変更してきたそう。以前のスチール性ウィンチ対応モデルも質実剛健な感じで好きでしたが、新型のこちらはもう少し実用性に振ってきたというか一般受けしそうなところに落ち着かせた感じでしょうかね。

4連のイエローフォグが良いアクセントになっています。バンパー両サイドにもフォグが埋め込まれていますが、確か道路交通法的に公道走行時はヘッドライト以外に同時点灯できるライトは2灯までと決まっていたはずなので、この4連イエローフォグの出番は山の中とかでしょうかね。

ラダーフレームに直接取り付けられた ”本気で引っ張れる牽引フック”。いざという時にあると安心なアイテムですね。

牽引フックってどんな車でも標準で付いているものなのですが、最初から取り付けられているフックは車を船などで輸送する際に船の揺れで車が動いてしまわないよう地面に固定しておくのが目的らしく、大きな車同士で牽引するような用途で使用してしまうと曲がってしまったりちぎれてしまったりするらしいですね。特にジムニーのような車はスタックした車を引っ張る頻度が一般車より多いので、相手の車を引っ張ってあげたのは良いけれど自分の車の牽引フックがちぎれてしまった...では洒落になりません。

そこでこうした本気のフックはジムニーのフレームに直接取り付けるタイプなので、標準フックとは取り付け位置もフックの強度も異なり安心感があるというわけです。

デモカーにはルーフテントとオーニングが装着されておりました。見た感じ相当重そうですが背が高くなったジムニーのルーフにこの装備は走りに相当影響が出そうですが大丈夫なんでしょうかね? こういう車は高速道路をぶっ飛ばすような走りはしませんから無理をしなければ問題ないのでしょうが、山中でも斜面などを走る時は少し怖そうですね。

いやぁしかし隣のランクルのボンネットの高さとほぼ同じジムニーって、こんなのが街を走っていたら注目の的ですね。

LANDFOOTというこちらのブース、おそらくホイールメーカーだと思うのですがジムニーがデモカーとして展示されていました。

オートサロンって車メーカーだけでなくこうしてホイールメーカーやタイヤメーカー、細かなパーツのメーカーなど、車に関する様々な会社が出展していますが、カスタムカーの祭典だけに場内は非常に派手な印象があり、地味にパーツだけ並べていても来場者の目を引くのが難しい現実があると思います。そこで少しでも注目を集めブースで足を止めてもらうためにはこんなふうに何かしらのデモカーを準備して車ごと一緒に見て行ってもらおうという工夫が必要になるのでしょうね。

現在の新型ジムニーはその優れたボディデザインによって、街中をお洒落に乗る事も、アウトドアフィールドに溶け込む事も、勿論走破性の高さを活かして林業などで働く車としても活用することが出来ます。だから見た目への拘りの方向性も実に様々。ひたすらワイルドに固める人もいれば、海辺に似合うサーファー仕様にポップにまとめる人も。

こちらに展示されていた車両はサファリが似合いそうなカラーでしょうか。砂漠の一本道にこの車が走ってきて運転席から外人さんが降りてきたらしっくりくる感じ。従ってホイールはこんなのどうですか?という展開なのでしょう。

車内にはデジタルインナーミラーが装着されておりました。私も前から気になっているアイテムでして、ジムニーでキャンプに行く際、後席に荷物を山積みしてしまうとバックミラーによる後方視界は完全に塞がれてしまいドアミラー以外で後ろを確認する術がなくなってしまうんですよね。

車庫入れの際はギアをバックに入れればナビにバックモニターが表示されるため不自由ないのですが、通常走行時にナビ画面にバックカメラの映像を出しっぱなしにするわけにもいかず(電気的にはできるがナビ画面が見れなくなる)、ちょっと不自由だなぁと感じているところ。

それならまさにこうしたデジタルインナーミラーを導入するのが最適解ですが、せっかくならドライブレコーダー一体型が望ましく、そのためにはリアカメラの取り付け位置に工夫が必要になるのです。私の車はリアウィンドウにLASER SHADEを取り付けてしまっていますから車内にカメラを設置するのが難しく...。エクステリアに変更を加えないようカメラを設置するとなるとリアのウォッシャー液ノズルを取り外してカメラに置き換える....とか。考え始めると二の足を踏む、そんな状態です。

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