Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

それは今も昔も大きな意味があって

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All Photo by inos

近頃のデジタルカメラはStillとMovieの両方が撮れるものが殆どです。

カメラのルーツを振り返れば、Movie用とて一瞬を切り取った写真の連続ですから出所はStillと同じですが、それぞれの分野で進化の仕方に大きな差があって、Movieがやがてご家庭のテレビで手軽に見られるようになってからというもの、そのカメラはテレビ規格を大きく逸脱する事は難しくなり、Stillのような飛躍的進化は辿れずにいたように思います。

それがここ数年で再びStillとMovieが同じベクトルで纏まりつつあるという点は、もしかしたらカメラの歴史の中で一つの節目になるのかも知れません。

ジャーナリスト的な写真が撮れてこそ真の写真家と考えられていた時代に、極めて主観的な作品作りの自由を切り開いたとされるロバートフランクは、その後16mmフィルムで映画を撮る事になりましたが、もしそれが現代であったなら、写真を撮る事の自由も、写真家がMovieを撮る事への決意も、それほど貴重なものでは無くなっていたでしょうか。

これだけ動画が簡単に撮れる時代に生まれてきた私ですが、やっぱり一枚の写真から感じる力は他の何にも代えがたい物があると感じます。

 

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