Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

軍事レベルの技術

, …
By
All Photo by inos

本日までラスベガスで開催されていたCES(エレクトロニクス総合展示会)2010。今年はこれまでになくポータブルIT端末とでも言うのでしょうか?Androidを搭載したようなスマートフォンの進化系端末が盛り上がったようで、私自身もネットで流れてくる情報を楽しく拝見しておりました。

そんな中、圧倒的なインパクトを与えたのがこの ”Parrot AR.Drone” というラジコンヘリコプター。この場合ラジコン...という表現が適切かどうか判断に困りますが、iPhoneの加速度センサーをコントローラーとしてワイヤレス制御します。さらにストリーミング用カメラを積んでいて、リアルタイムにその映像をWiFi経由でiPhoneに送ってくるようです。しかもARと名前の付く通り、仮想現実を利用して機体のバランスを保つ仕組みのようですから、地面を映し出した画像をマルチトラッキングし、現実空間でスタビライズを行っている様子。映像編集やCGエンジニアの方は、このスタビライズはおなじみですね。ただその解析データを即動力に変えているとすると、驚くべき正確さと解析能力で、これまでのラジコンヘリコプターの概念を覆す、完全なるコンピューター処理による飛行ですね。

こうしてコンピューター制御を利用するメリットはソフトの書き換えだけで性能向上や機能追加ができる点。そしてマルチベンダーによるプログラム供給を可能とするべく、このメーカーではOpen APIとしている事。サードパーティーや場合によっては個人レベルでもソフトの開発が出来る体勢を取っています。どうやらこのヘリコプターにはLinax OSが搭載されているとか...。恐るべしおもちゃ!というか、ここまで来ると軍事目的で無人調査ヘリに使われそうな技術です。びっくりするような値段でなければ買ってみようかと思っています。

人の写真を使ったりするのは本意ではありませんが、こればっかりは動画で見て頂くのが分かりやすいので当blogでも本日よりYouTube等に対応させる動画プラグインを入れました。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)