Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

何に使うのですか?

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All Photo by inos

先日まで放送されていた人気ドラマの中では、未来から江戸時代へとタイムスリップしてしまった医師が、未来を映す唯一の道しるべとして彼女との2ショット写真が使われていました。

忘年会が続くこの時期に、ある会社では今年一番のベストショットを一人一点応募して見せ合おうという企画が立てられていました。

クリスマス直前の銀座では、各所に施されたイルミネーションに沢山の人が集まり、携帯電話のカメラ片手にここ一番のおしゃれポーズを決めていました。

私が思うに、カメラや写真が登場する頻度は春の桜の次に多いのが今の季節なんじゃないかと思います。皆が楽しそうで見ているこちらも少し明るい気持ちになれます。そしてそんな光景を目にするたびにその写真の使い道を考えたりもしてみます。

昔はカメラと言えば一家に一台しかなく、何か特別な記念日とか旅行の記録とか家族の集合写真が目的だったりしましたから、日常的にパチパチ撮るという習慣は無かったですし、勿論フィルムですから ”撮る=お金が掛かる” という認識は少なからずあり、とりあえず撮っておこうというノリではシャッターは押せなかった記憶があります。しかしデジタルになってからはシャッターを押してデータで保存しておく分にはタダですし、圧倒的にカメラを持ち歩く人が増えましたから撮る行為自体は増えて当然であり有難い世の中になったとも言えるかも知れません。

ただ、昔に比べ写真撮影の場や機会が圧倒的に増えたとするなら、その写真を皆さんはどう使っているのでしょうか?フィルムがデジタルに変わっただけだよという方は恐らくプリントしてアルバムにストックされるかもしれません。でも、想像するにデータをパソコンに保存してどんどん溜まっている...という方が一番多そうな気がします。事実私もそうですし...。

ではそれらのストックされた写真はいつ日の目を見るのか? 私もそうですが、ブログを書いておられる方の多くは写真の使い道がブログ掲載用なんじゃないかと思います。そしてそれ以外の使い道を考えると、どこかへ旅行に行った時の写真なら友人や親戚に見せる機会もあるでしょうが、人に見せるほどでもない写真...これらの行き場が一番困ります。

パソコンの中の写真データはプリントを整理するのに比べれば遥かに楽ですが、そんな時 ”人に見せるほどでもない写真” の多さから感じる ”撮影時への反省”。フィルムの場合にはネガやプリントが時系列で並んでいましたから ”一目置かれるような良い写真” の前後には大抵つまらない写真が続いていたりしましたが、それも前後関係を見せる意味では引き立て役としての重要性があったりしましたが、デジタルの場合にはパソコンのディスプレイにサムネイルや大きな1コマが唐突に現れますから、どちらかと言うと1枚でも成立するような画作りのほうが受け入れられる気がしています。

写真はどう撮るかも大事ですが、それをどう使うかを考えると、撮る時点で自分なりのポイントが見えてくるかもしれません。

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