写真は雪が無かったCP+初日の朝。今日は空気が澄んでいてイベント終了後の奇麗な夜景が撮れましたが、何だか仕上がりが自分らしくないというか、奇麗な画なら絵はがきに任せておけば良いような気がして．．．。

予定されていた4日間のイベントは大雪の関係で3日間の開催となりましたが、11月に幕張メッセで行われるInter BEEでさえ3日間の開催で3万人程度の集客だというのに今回は4万人越えだったそうです。数字で言えば1万人の差ですが、展示スペースは恐らくInter BEEの半分ほどですからその人口密度たるや凄いものがありました。

普段の私は放送関係者や映画関係者等、映像制作に携わるプロの方々との交流がメインですが、今回はプロの方より一般の方々がメインのイベントですから飛び交う情報や要求も様々。色々な方とお話させていただいた事で私自身が実感したのはコンシューマー機器でプロ並の画質を扱うようになった事の難しさ。

昔ならプロとアマチュアの間には画質や音質面で圧倒的な差がありましたから機器の価格差はそんなところに現れましたしそこに納得もありました。ところが今は両者のクオリティに差が少なくなった事で、数百万円、数千万円、時には数億円という設備投資により機器の処理能力に頼れるプロの世界に近いプロセスを、ご家庭の機器に求められるようになってきたのです。

1枚の写真を仕上げる事にも共通する問題ですが、ムービーの世界ではより顕著です。

プロとアマチュアが全く同じ機器を使っているのが写真業界とは昔から言われている事ですが、いよいよムービーの世界も同じ領域に入ってきたのかなぁ．．．そんな事を感じますね。ムービーの場合は撮りは同じ機器でも後処理がプロとアマチュアでは圧倒的に違うのでそこが難しいんですよね。ITの世界は時間が解決してくれるとは言え、ここ数年が山になりそうです。

オリンピックによる寝不足も重なり今日はもうヘロヘロですが、とても充実した楽しいイベントとなりました。ご来場頂いた方々有り難うございました。