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1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

効果絶大、魔法の基盤。これで一歩前進

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diary5314

先週のテスト飛行で新型ジンバルZenmuse H3-3Dの安定性は実感出来たわけですが、まだ画面全体のコンニャク現象と細かなブレを何とかしないとまともな画は撮れないわけで...。

そもそもコンニャク現象はCMOSセンサーカメラ特有のローリングシャッター歪みが機体の振動で増幅されているような状態と考えられますから、振動の発生源を完全に排除すれば解決するはずです。この一週間で今一度プロペラとモーターの振動をチェックし、モーターには殆どばらつきが無い事を確認、プロペラは2枚を新品に交換することでこれまでより機体全体の振動を多少減らす事が出来ました。

ただそれ以前に私が気になっていたのは、このH3-3Dジンバルには別途「抗干渉補強板」なるものが販売されており、その必要性について購入前に販売店さんに問い合わせをしていたのでした。その時の回答は「現在販売中のH3-3Dジンバルは問題対策品」との事。ですから私もこの基盤を別途手配する事なくPhantomにツルシでセットしていました。

が、結果的に激しくコンニャク現象が発生したため再度販売店さんに確認をとったところ、どうやら対策は付属のGCUで行っているらしく、GCUを使用しないPhantomに搭載する場合は結局この基盤が必要という事がわかりました。H3-3Dには標準品とPhantom用と2つのセットがリリースされていますが、どうやら2つの違いはその点にあるようで、標準品はどんな機体にでも搭載出来るようGCUがセットされる代わりに抗干渉補強板は含まれず、Phantom用はGCUがセットされない代わりに抗干渉補強板が含まれる...。なるほどそういう事でしたか。Phantomに搭載する人はPhantom用を購入するでしょうし、他の機体に搭載する人はGCUを使用する人でしょうから、いずれにしても「対策品」という回答になるわけです。

そうと分かれば動きが速いのが私の特徴。早速パーツを手に入れて搭載しました。DJIさんの始めの公式アナウンスではこの基盤を機体の底に両面テープで貼り付けて...なんて説明がされていましたが、見栄えが悪くなるのはよろしくありませんから、私は機体内部に搭載しました。下の写真の黄色い枠の部分にネジ止めしています。

さて、対策が出来たとなれば結果が早く知りたくなるのは当然の事。今朝も3時起床で多摩川まで行ってきました。昼間でも良かったのですがさすがに猛暑と言われれば日差しが強くなる前に帰ってきたいわけで。基盤取り付け前後でどれくらい変化があるのか比較するためにはジンバルのゴムダンパーの硬さはそのままで、まず1フライト。結果はパソコン画面やテレビでじっくり確認しないと分かりませんから、そのまま複数のゴムダンパーを取っ換え引っ換え計3フライト行い、帰宅後結果を比較しました。

驚く事に前回コンニャクが激しく発生したゴムダンパーの組み合わせでも今回は殆ど気にならず、他のダンパーでも多少差は出ますが前回のように激しく発生する事はありませんでした。この基盤がどんな仕事をしてくれているか分かりませんが、PhantomでH3-3Dを使用するなら必須パーツである事は間違いないですね。ただ今回はプロペラも新品にしていて振動そのものが減っていますし、早朝という事でピーカンほどの光量もなくカメラのシャッター速度が前回とは大分違うでしょうから、今後もしばらくは様子を見たいと思います。

これでコンニャクに関してはほぼ解決できたとして、後はH3-3Dの居眠りカックン問題ですね。離陸後10分位すると途端に現れるこの現象、販売店さんの情報によるとこれはDJIさんも既知の不具合のようで今後のファームウェアで改善予定だとか...。これが解決されないと空撮素材としては使い物にならないレベルですから早急のリリースを望みたいですね。

diary5315

コメント

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  1. こんばんは。

    まず、前回の記事のレタッチ?
    私は自動補正しか使ったことがありません。。。
    何とも手抜きです。。。

    秋葉原は、ラジコン天国とチャンプとフタバ産業と洛西モデルを基準として、
    ドンキホーテの斜め前のビルに、会社の営業所を開設しました。

    今は虎ノ門に移動しましたが、私としては秋葉原の方が圧倒的に良かったです。

    ファントムのコントローラに刺さっている、X1~X3の下側のコネクターは
    緩くなかったですか?
    私のは軽く抜けたので、セロテープで固定しました。

    振動するところなので、抜けたら怖いですね。

    次にカバーを開ける機会があったら確認して見て下さい。

  2. こんばんは。

    写真のレタッチは普段はそこまで本腰入れないんですが、今回はちょっとテストがてらですね。

    秋葉原は庭みたいなものだったのですか。
    しかし全てがラジコンを中心に組み立てられているようで(実際は違うでしょうが)
    羨ましいです。

    X100S〜X3コネクターですが、私のはそこまで緩いという感じはしませんでしたが、
    次にバラす時は念のため再確認してみます。

    巷ではPhantom 2 Vision+ のユーザーが急増しているみたいですね。
    普通のラジコンを飛ばしていてPhantomを飛ばすとあまりにあっけなく飛んでしまって
    拍子抜けしちゃいますよね。
    危険な時は手を離せばホバリングしてくれるのでそうそう落ちませんが、
    木の枝などにはくれぐれも注意して楽しまれてください!

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