DJIさん映像業界でどんどん勢いを増していますね。IBCのこのタイミングでZenmuse X5/X5Rだそうです。
Micro Four Thirdsセンサーという所と、センサー一体型Gimbalという点が拡張性の面で微妙ではありますが、DJIの凄い所はプロ用映像機器から技術が下りていくのではなく、どちらかと言うとコンシューマー機器からプロ用に上ってきている点ですね。その火付け役と成長材料となったのがPhantomである事は間違いありませんが、特にソフトウェアの作り込みはプロ用よりもむしろコンシューマーからのフィードバックがプラスに繋がっていると感じられますね。Gimbalにしてもドローンにしてもここ数年で急成長を見せている分野であり、その点は実質皆がアマチュアなわけですから技術は下から積み上げるしかありませんからね。
しかしカメラ本体の開発だけ見ればDJIさんはゼロベースのはずなのに、Phantom3のカメラはGoProに迫る性能ですし、このX5もミラーレス一眼レフ並みと考えられます。空撮映像のクオリティは今後益々高まる方向ですね。映像業界全体がこんな勢いで成長を続ければ面白い事になりそうです。
Phantomの兄弟機のようなこのクラスのドローン＆カメラがLossless cinema 4K RAWやlog収録を身に纏い、更にはRemote Focus systemだそうです。13Stopものダイナミックレンジなんてワードを使って来るところを見るとDJIさんは本気でCinema業界へ踏み出してきましたね。
