世間はあっちを見てもこっちを見ても母の日一色です。デパートも駅の構内も街の花屋さんも。銀座のショップの一階ではショーウィンドウを母の日用写真スポットとして解放し記念撮影をするサービスを行っていました。普段ショーウィンドウの中に入るなんて事はまずありませんから面白い企画ですね。その後ろには参加希望者の長蛇の列。

この日にはカーネーションを贈ろう．．．なんて事で花屋さんは大忙し。確かにカーネーションという花が一番似合うのは今日だと思いますし、他の花で代用と考えてもなかなかそれを超える花は思い浮かびません。ただ私のように親と離れて暮らしていると生花を送るというのは案外簡単ではなくて、夏日を記録するような気温が続けば手元に届く頃にはしおれているんじゃないかとか、本当は花より団子のほうが嬉しいんじゃないかとかいろいろ考えます。まあ今日の時点で考えているようでは遅いのですが．．．。

いつも実家に帰る度、母親の働いている姿を見ています。働いているといっても昔から専業主婦でしたので家事が専門なわけですが、定年を迎えやり切った感で満足する会社員と違い家事には定年も無ければ昇給も無く、やって当たり前やらなければ怒られ、誰よりも早く起き一番最後に寝る、365日休み無し。それでいて人一倍小言の多い父親が一緒ですからほっとする間など無いはずで．．．。

1年に1度くらいそんな母親に感謝する気持ちを持っても良いのではないかと、1日遅れを覚悟で今日ちょっとした物を送っておきました。年金生活でマンネリ化した毎日なら少しの変化が嬉しいでしょうからね。

問題は母の日の後には父の日がセットでやって来る事でして、誰でしょう？父にも平等に！なんて考えたのは。