Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

造られてまた取り壊されて

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All Photo by inos

都会に限った事ではありませんが、震度7の地震にもビクともしないような鉄筋コンクリート作りの巨大な建物がほんの数日の間に跡形もなく無くなっているというのはよくある話です。それがランドマークになりそうな特徴的な建物ならまだしも、少し前までそこに何があったのか思い出せない事も少なくありません。

東京スカイツリーが誰の想像より短い期間でタケノコのように伸びた事からも分かるように、人がその気になれば驚く程の結果を残す事が出来ます。でもそれはごく分かりやすい形であって、実は今回のようにモノを取り壊すという行為においても計り知れない技術が使われているのだろうと想像します。

少なくとも造るのに比べ壊すほうは予測出来ないような事態に陥る事も多々あるでしょうし、何より危険が伴います。それでいて枠の外にはいっさい迷惑がかからないよう作業エリアを限定するのですから、ただガリガリ崩しているのではなくそこには緻密な計算があるはずです。

世の中には数百年とか数千年とか歴史を持つ建造物が大切に保管されているケースもあるというのに、比較的新しい建物が壊されているのを見ると何があったんだろう?そんな事を考えてしまいます。次に何が造られるのか楽しみな反面、この後平らに均された空き地を見ると少し寂しい気持ちになるのでしょうね。

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