Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

六本木アートナイト2017(3)

By
All Photo by inos

六本木アートナイト、いよいよミッドタウンからヒルズに移動してこちらが今回のメイン会場!といった盛り上がりを感じつつ、歩き慣れた敷地内に普段と違った ”アートな風景” を探し始めました。メトロハット内に掲げられたポスターでさえこうして見ると建造物と調和してなんだかリッチな感じがしてくるのは不思議。周囲の色とポスターの配色バランスが良かったんですね。

 

毎年恒例のようなのですがこのアートナイトにはなぜか ”サントリーウイスキー 響” が。どうやら年代別のウイスキーがアートに並べられ、希望者はスペースないで飲食も出来るようです。ウイスキーとブランデーの違いも分からない私のようなノンアルピーポーには残念ながら楽しめない企画ではあるのですが、いえいえこの展示は参加せずとも見ているだけでうっとりしてしまうほどの美しさがあるのです。

琥珀色ってこんなに綺麗なんですね。勿論ライティングあっての立体感ですが、写真に撮らずにはいられない気持ちは皆一緒。上から撮ったり下から撮ったり、斜めに構えてみたり近づいたり離れたり、時にはガラスの屋根に反射したシルエットを狙ったり...でもやっぱり普通に撮るのが一番しっくりきました。こういのは沢山ある雰囲気を奥行きで表現するのが良さそうですね。

飲めないながらも私もグラスのフタを取って香りを楽しんでみました。ウイスキーボンボンを思い出しました。

その他にも一輪挿しアートのようなものもあって、こちらは恐らくテーブル下に仕込まれたライトが水の入った乳白色の花瓶を均等に照らしているようでした。これくらいなら私にもすぐに作れそうですね。

ヒルズの敷地内には至る所に作品が展示されているのですが、恐らく多くの人が目撃したであろうLEDライトのバルーン。空を飛ぶわけではありませんがドーム型テントのような巨大な風船にLEDライトが無数に取り付けてあり何かのきっかけで色や明るさが変化する仕組み。多くの人がそのライト部分を触れたり叩いたりしていましたが、恐らくそういった刺激ではなく単純に時間で表示を切り替えている感じでした。

ドームの中にはワット数の高そうなパワードスピーカーやパソコンも置かれていましたから定期的に大きな音を出しながら光と音をシンクロさせるような見せ方をしていたのかもしれません。

六本木ヒルズ側の展示には時計に関連した展示が少なくとも2つありました。一つは六本木通りに面したヒルズノースタワー前のスペースに人間時計が出現。これは展示というよりは人間そのものが24時間 時を刻むという試み。

左手で時を、右手で分を表すよう3人の若者が時計の針になり切るという事です。これは誰がどう見ても大変な挑戦ですよね。普通なら手を上げたまま5分もキープできれば良いほうじゃないでしょうか。24時間続けるという無謀とも言える挑戦は確かに凄いと思うのですが、一方で 「トイレとか食事はどうするんだろう?」との疑問も。

説明書きには24時間への挑戦に関してその意気込みが記されていましたが、どこにも一人でやり切る!とは書かれておらず、実は帰りがけにもう一度見に行ったら時計役の3人はメンバーチェンジしておりました。どうやら一人で24時間やり切るわけではなく交代制のようですね。なるほどという感じ。それでも昼間の暑さなど考えたら凄いと思います。

屋内展示には同じく人間時計をテーマにした作品が展示されていました。こちらは人の顔を使って、向かって左目が時、右目が分、口の開け閉めが秒を表しているのだそう。これを撮影した時刻が21時10分頃ですから表示としては大体あっている事になります。これが写真ではなく動画で再生されていました。恐らく合成して作った映像だとは思いますがもし撮影したままの実写映像だとしたら凄いですね。人間ってこんなふうに自在に目を操れるのかと!

しかしこの映像はちょっとインパクトが強すぎて賛否両論ありそうです。

 

コメントを残す

*
*
* (公開されません)