Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

東京モーターショー 2017 (7)

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All Photo by inos

 

私的にはモーターショーの中でもこういうのが楽しみだったりします。ブリジストンブースに展示されていたソーラーカー。工学院大学ソーラーカーチームが製作した車両の1台で実はこのマシンは既に世代落ちの車両らしいです。最新設計のものは新レギュレーションを活かしたデザインで第一線で活躍中との事。

どうもこういう車両を見ると、ソーラーカーとエコカーが混同してしまうのですがエコカーレースのほうは1リットルのガソリンでどれだけの距離を走れるのか!というタイムより距離を競うレースですね。調べたところ過去最高記録は3,435kmだそうです。1リットルのガソリンで北海道から九州を往復できちゃうんですね。

さてこちらのソーラーカーはそういうレースではなくどちらかというとラリーに近いレギュレーションでタイムが競われる協議。オーストラリア3,000kmを縦断するブリヂストンワールドソーラーチャレンジが有名らしく、この車両はその大会で準優勝を果たしているそうです。ソーラーカーって案外高速走行が可能で速いものは100km近く出せるそう。

そしてその車両がなぜブリジストンブースに展示されているかというと、当然そこには「ECOPIA with ologic」このタイヤが使われているわけです。ソーラーカーレースの上位に食い込むチームの多くはこのタイヤを使っているのだとか。私もあと20歳若かったら一緒に参加してみたい!なんて考えたでしょうね。

ブリジストンブース、言ってみればタイヤメインの会社なのであまり派手な展示は想像出来なかったのですが、ソーラーカーの実車展示以外に人気を集めていたのが下の自転車。

なんの事はない動力を持たない人力の自転車ですが、そのタイヤに秘密あり。空気が不要なラバー素材のタイヤですからパンクの心配がない! ただし通常のタイヤはその空気によって路面から伝わる振動を上手く吸収して乗り心地の良さに繋がっているわけですが、このタイヤの場合は空気による吸収ができませんから、その代わりに特殊形状のプラスチック製スポーク(赤色部分)が振動吸収の役割を果たしています。

実際に自転車に跨がって、凹凸の付けられたローラー上でその性能を試す事が出来ました。流石に行列が出来ていたので私は並びませんでしたが、体験コーナーを作ったと言う事はそれだけの自信作なのでしょうね。

問題はブレーキで、構造上通常のVブレーキのようなシステムが使えませんからこの車両の場合はFRともママチャリのドラムブレーキが使われていました。雨の日にフロントが強く効き過ぎるでしょうから対策が必要でしょうね。ディスクブレーキが妥当な気がします。

このタイヤはパーツ販売の予定は無いそうですが専用設計の車両販売という形で2019年頃を目標にリリース予定だそうです。

 

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