そして札幌。今回自由に時間が使えたのは2日間という結果でしたが、初日は東京からの移動を含みますから実質1日半が観光に割り当てられました。それでも網走や知床へ行くことを思えば登別という場所は札幌から近いですから現地でゆっくりする時間は十分とれましたね。

レンタカーを返却する関係で2日目夕方には札幌に到着したわけですが、驚いたのは気温の低さ。この日の午前中は半袖で汗をかきながら山の中を歩いていたというのに、札幌に着くころには急に気温が下がり風も強まって雨こそ降らないまでも異常気象のような天候に。気温なんて14℃くらいしかなく持ち合わせていた7分袖シャツを着ても早々にホテルに入らないと風邪をひきそうな寒さでしたね。

札幌は東京と変わらず都会！だと言われますが、やはりそれは少し違っていて大通公園では常に何かしらイベントが行われていたり、時計台やテレビ塔のようなランドマークも歩いて行けるエリアに集中していたりするので、都会っぽい街の中に札幌ならではの楽しみ方がここにはある気がしています。

今回は運良くフラワーイベントが行われていました。ショップのおばちゃんに話を聞いたら毎年恒例のイベントなんだとか。

全国の著名なフラワーショップが一堂に会して様々な花が売られています。また、単にショップが並んでいるだけでなく学生がアレンジしたフラワー作品が展示されていたりして、札幌の初夏を彩っています。

中でも多肉植物を扱う ”たかぎ園芸” さんのブースはなかなか他では見ることの出来ない規模で様々な多肉植物が展示販売されており、しかもお値段控えめでお得感がありましたね。

聞けば愛知から出店しているそうで、このイベントでは札幌価格で販売しているとの事。イベントで各地を回る場合、その土地の相場に合わせて値段を付け替えるのだとか。半ばぼったくりみたいな東京価格で商品を並べても札幌では買ってもらえないらしく少し安値に．．．。という事は東京から来た私がここで購入すれば単純に安く手に入る。海外旅行の買い物ってこんな感じでブランド品に目が行くのでしょうね。残念ならが今回はただでさえ手荷物が多い旅行ですから植木鉢を買って帰るわけにもいかず．．．。話で盛り上がって終了となりました。

なぜか私こういう場所に行くとおばちゃんに人気で、この場でも ”3人のおばちゃん with Me”。

花を撮る趣味はあまりないのですけれど、夕日に照らされた立体感のある花はどれも綺麗で。不思議なほどお客さんは少なくどう見てもショップ店員さんのほうが多いのですが、たぶんそれもこの日の寒さのせいでしょうね。もしかすると現地の人は植物など見飽きていて何も珍しいものではないからかもしれませんが。

北海道って本当にバランスが良い場所と感じます。それは同じような自然に恵まれた長野（南部）育ちの私だからそう思うのかもしれませんが、札幌という都会がありそこから少し足を延ばせば深い大自然を満喫でき、車の渋滞も皆無、暑がりな私には気候が丁度良く、おいしい食べ物が沢山ある．．．。やはり札幌を中心に考えるからなんでしょうけど。

似たような環境が東京からなら八ヶ岳あたりに見られ私が大好きなエリアですが北海道には海もある．．．敵いませんわ。次はもっと自然の中で道なき道を歩いたりしてみたいですね。野生動物（熊以外）との遭遇にハッとしたりしながら。