Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

HandMade In Japan Fes 2018(3)

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All Photo by inos

会場内は今回も沢山の来場者で大賑わい。毎度のことながら一番混雑するのは女性向けアクセサリーのブロックですが、そのアクセサリーの出店が一番多いため全体的にごった返す感じ。

まあ普通に考えてアクセサリーって好みかどうかじっくり見て悩んでフィッティングしてみて、お財布と相談して...という感じでしょうから、お客さんも一旦足を止めるとなかなか動かなくなるわけで通路の狭いこうしたイベントでは人が滞留してしまうのは自然な事です。

私的に目が留まるのはやはりこうした木工細工、ガラス製品、プランツなどで、特に最近流行の兆しを見せる寄せ木細工は出展ブースもいくつかあり見ているだけでも楽しめます。

寄せ木は結構奥が深くて、仕上がりの美しさは誰の目にも明らかですが問題は長期的な使用でその形を維持できるか...という点につきますね。多少の変色等は自然素材ですから許容範囲と考えても、寄せ木ならではの問題としては各素材が湿度により変形して繋ぎ目に段差が出来てしまう事があります。湿度による影響は素材ごとに異なりますし木の目をどう組み合わせているかによって伸縮の方向も決まってきますから、経年変化を計算に入れて組まれているかどうかは作者の経験次第という事になるのでしょう。

とはいえ、キーホルダー程度の小さなものであれば湿度の影響は最小限でしょうからそこまで考える必要もないでしょうけど。

今回のイベントでは壁一面に絵を描いている光景は少なかったように感じました。それもハンドメイドといえばハンドメイドですがどちらかというとデザインフェスタがメインイベントなんでしょうね。ハンドメイド展で販売しようにも大きすぎて商品としては成立しにくいですからそういった事まで考慮されているのだと思います。

かなりインパクトがあったのがこの ”猫” たち。「*satosato*羊毛club」さんのブース。小さな額縁から猫が顔を覗かせているようなアイデアは素晴らしかったですね。本物に近いサイズでありぬいぐるみみたいな立体感があるので妙にリアル、それでいてグロテスクにならずに愛着の湧くデザインだからして注目を集めていました。私が猫好きなら購入していたでしょうけれど生憎犬好きでして。

ボタニカル好きなら 「わおっ」 と足を止めてしまうのがこちらの「nfmh.」庭野芽生 niwanomeiさんブース。板の上に接着剤でドライフラワーを固定しているのかと思ったら、フラワーアレンジ用のスポンジが板に貼られており、細い針金を縛り付けたドライフラワーを一本一本固定していくという気の遠くなるような作業を行っていると説明してくれました。

針金を使わなくても固定は出来そうですが、その場合小さな植物は背が低く奥まってしまうため、表面の仕上がりを面一にするためには針金の長さで調節する必要があるのだとか。仕上がりをイメージしつつこれだけ密に固定していくのは大変でしょうね。多分大き目なオブジェクトを先に位置決めしてから細かいものを挿していくのでしょうけど、色使いを含めたバランスを考えると相当量の素材が必要なはずで。自分でもちょっとやってみたいと思いました。

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