例年と比べるとやや来場者少なめだった今回のHandMade In Japan Fes。おかげで場内が歩きやすかったり各ブースをじっくり見る余裕がありましたが、やはりこうしたイベントは活気に満ちている方が高揚感があって良いような気はしました。混んでいて良い事など何もないと言われれば確かにそうですが。

こちらのブース、卓の上には何やら細長い木の棒が沢山並んでおり一見しただけでは何なのか想像がつかないのですが、話を聞いてみて納得のアイデア商品でした。

全てはポストカードやちょっとしたポスターのようなものを展示（飾る）ためのアイテム。

素材はビーチとウォールナットの無垢材で作られており、見た目の高級感と清潔感が感じられます。無垢材でこれだけ細長いものなので湿度の影響で反ってしまうのではないか？との心配はありますが実際のところどうなんでしょう？

そこを気にするなら同じ素材をさらに細く4分割に切って4方向に向きを変えて寄木とすれば反りは最小限に収まりそうな気はしますが、それこそ加工精度が要求されますし手間暇かかりますからかなり高価になりそうですね。

各素材の裏側にはとても小さなマグネットが埋め込まれています。このアイデアこそがこのアイテムの肝となる部分で、磁石でくっつく壁であればどこにでも固定できるだけでなく、一般的な家庭のクロス張りの壁であっても画鋲を2つ打ち込めばこのマグネットでくっつけることができるというわけです。

壁への傷は画鋲の小さな穴だけで済みますから賃貸マンションなどでも容易にカードを飾ることが出来ます。

実際に使用してみるとこんな感じ。画鋲の上にこのアイテムをくっつけますから表面的には画鋲の頭が見えることはありません。非常にすっきりした固定方法で位置調整も簡単ですし取り外しもワンタッチ。

あまり重たいものを置くことはできないと思いますが、そもそも奥行きが1cmくらいのものですからポストカード専用といったところですね。