Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

手の届く未来が見たい

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All Photo by inos

例によって日本時間の午前2時から始まったAppleさんの新製品発表公演。私にとってその時間は日々の消灯時間ですから前半の1時間くらいはお付き合いな感じで見ておりましたが流石に3時半くらいには寝てしまいました。

近年はこの発表以前にあらゆるリーク情報が先行しますから噂と現実の間の間違い探しみたいな場になってきている気もしますが、イベントとしてはやはり他のどの企業のそれよりもワクワクしますし、ユーザーの期待を裏切らない結果を出してくるところに感心させられますね。

さて今年も登場したiPhoneの最新モデル。XS、XS MAX、XRですか。カッコイイですね。もう何世代も前の6Sを愛用している私は今年こそ買い換えようと考えていましたからこのデザインは嬉しい限りです。スマートフォンというデバイスに実用面以外のステイタスを期待するなら最高のモデルなんじゃないかと思います。世界で唯一の7nmプロセスという技術が採用されこの先数年通用する処理速度である事を考慮すれば息の長い端末として使えるでしょうけれど、それを加味してもお値段が高すぎますよね。そこそこのパソコンが購入できる価格設定ですから。

企業というのは取り扱うプロダクツがどうあれビジネスが成り立っての存在です。それがAppleさんのようなIT業界の最先端を走る会社であれば競争率以外に期待や要求も高く、それに応えそれをコンスタントに継続・更新していかなければならないわけですから相当な体力を必要とするはずです。

しかしここ数年のAppleさんには少し疑問を感じなくもありません。確かに多くの人の感心を引くようなものを世に送り出している...。しかし年々価格が上がってきた事で購入する人は減っていくでしょう。事実私だって昨年のiPhone Xのお値段に驚いて買い換えを見送ったくちですし、今回は更に高騰しているわけですから躊躇するのは当然です。

”そこにお客さんがいなかったら作品というのは語りかける声をもたない”。だとすればモノづくりの基本というのは性能やデザインの追求だけでなく、どうしたら沢山の人に使ってもらえるのか、どうしたらこれまで手にする事の出来なかった人にも届けられるのか、だって人の生活を豊かにするための技術がITですよね。そういう視点で考える事だって出来ると思うのです。

手の届く未来が見たい。Appleさんそろそろ次の一歩進みませんか...。

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