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1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

モバイルバッテリー使用の注意点

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All Photo by inos

この数年でモバイルバッテリーの発火事故が多発しているとネットニュースで見ました。数年で多発の背景には品質が低下したとか発火しやすいものが流通しているなどの理由以前に、モバイルバッテリーを常用する人口が増えたことで統計的に事故も増えたのだろうと勝手に想像しています。

こうした事故はモバイルバッテリーに限ったことではなく大容量バッテリーを搭載するスマートフォン本体でも同様に発生しているわけですから、誰にでも起き得る事故と思えば他人事とは思えません。

理由は大きく分けて3つほどあり、過充電、過放電、外部からの衝撃、が原因の多くを占めているようです。

私は子供の頃からラジコン家庭に育った関係でバッテリーの管理には少々うるさく、その昔はバッテリー専用の定電流放電機を自作していた程で、充放電の扱いは普通の人よりは詳しいつもりです。それでも近年のリチウムポリマー系のバッテリーは過去の二次電池とは比較にならないくらい性能が上がっており、扱いのシビアさは想像の範疇を超えてきます。

とは言え充電に関してはそれなりの充電器を使っていれば今やほぼ手放しで電圧・電流の管理がされていて、ユーザーがそこを意識するほどの事はありませんし、放電もバッテリー側もしくはその制御を行う機器側がカットオフを行い過放電とならないよう上手い仕組みで駆動していますから何も難しい事はありません。

問題は外的な衝撃ですね。先日も女子高生がバックに入れたモバイルバッテリーを50cm程の高さから落としただけで発火したという事故がニュースになっていました。バッテリーが衝撃に弱いというのは案外知られていませんし、知っていても手を滑らせて落とすくらいの事は日常的にありそうですからね、注意だけでは防ぎようがない事もあります。

小さなバッテリーで大容量、そして大出力を実現した現代のバッテリーはブラシレスモーターと同じくらい急速に進化したジャンルですから、我々の生活を豊かにしてくれた反面、想像以上の危険を伴う事への認識も必要になってきました。

大容量バッテリーは飛行機に持ち込めません...くらいなら良いですがこの先更なる面倒な規制が出来なければ良いのですが。

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