Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

TOKYO AUTO SALON 2020(2)

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All Photo by inos

CarStyleさんのジムニー。JB64とJB74がそれぞれ展示されましたがこちらはJB64。質実剛健な印象はエクステリア全体から伝わってきますね。グレーのボディカラーがいっそうAmy感を引き立てます。

アウトクラスカーズさんもそうですが近年はこうしたスクエアデザインのフェンダーが流行なのでしょうか。本来はフェンダー周辺の強度アップが目的なのだと思いますが、見た目のインパクトが大きいだけにここまでやるにはその他もバランスよく手を入れないと、フェンダーだけ本気仕様になってしまいそうですね。まあこういうのを選ぶ人はそもそも本気で手を入れる人でしょうからおのずとバランスが取れるのでしょうが。

カスタムカーの祭典では何ら珍しくありませんが新型ジムニー用としてはまだそれほど選択肢の無いカーボンボンネット。ジムニーの標準ボンネットは時に両手で支える必要があるくらい重いですからこのパーツの存在価値はかなりのものでしょうね。ドライカーボンでなくウェットでも十分軽そうです。

恐らくですが、このボンネットを取り付けて、スペアタイヤを外すだけで30kgくらい軽量化できそうな気がします。

ちゃんと見てきませんでしたが、遠目に見てもこのライトバーはIPFさんのものですね。走行時の点灯は法的に禁止されていますが、作業灯としてスイッチをエンジンルーム等に設置すれば使用可能ですからアウトドアなどを楽しむ際の照明としてはとても重宝しそうです。

というか、車のヘッドライトなど比にならないくらいの光量なので周囲に迷惑を掛けないような使い方を探す方が大変かも。例えるならナイター設備の照明みたいなものですからね。その代わりLEDとは言え熱量と消費電力が凄いらしくバッテリーなどすぐに上がってしまうんだとか。

隣には似たような方向性でカスタマイズされたJB74が展示されていました。フェンダーが大きく張り出している点はシエラ共通の存在感ですが、なんだかこの車はとても強そうな佇まい。

ふと足元に目をやれば、ホワイトレターのOpen Country RTを履いているではないですか! ホワイトレター化されたOpen Countryと言えばこれまでMTだけでしたが、いよいよRTもその仲間入りをするのですね。

私としてはブランド名が黒か白かなんて事はあまり重要ではないのですが、ホワイトレター化 = モデルチェンジを意味していますから、MTに関しては従来モデル比で1本あたり約2Kg軽量化されたと言われており、RTに関してもそういったスペック上の改良が期待できます。

このJB74シエラ最大の特徴はエンジンルームに隠れておりました。遠慮気味に開けられたボンネットの隙間から見えたのは見慣れぬタービン。そう、このシエラはターボキットが取り付けられたハイパフォーマンスモデル。それもオマケ程度の加給ではなく本気仕様のトラスト製ビッグタービン。確か86とかに積んでいるタービンだったような。すべてアメリカでチューニングしてきたそうです。

ノーマルシエラが1,500ccで105psですが、こちらのターボチューンのシエラは現在実測でその2倍を超えるパワーだそうで、目標は300psを狙っているそうです。ノーマル比3倍のパワーは流石にコンロッドやクランクが耐えられないような気がしたのですが、その点に関しても抜け目なく既にピストンとコンロッドは強化品で組み直しているそうです。駆動系の強化も必要でしょうが、本当にそんな数字が出せるのであれば最強ジムニーが完成することになりますね。

ビッグタービンですからドッカンターボ傾向が想像されるにせよ、ちょっと気になる1台です。

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