Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

TOKYO AUTO SALON 2020(6)

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All Photo by inos

ZEALさんのmini G。その名の通りベンツのGクラスを細部のディティールに至るまで拘った1台。ベンツGクラス(ゲレンデ)を模したキットは他にもいくつかのメーカーからパーツ化されているため、一口にゲレンデ風と言っても各社で少しずつデザインが違ったりします。

こちらのmini Gはフェンダーのエッジがすごく綺麗なのが特徴でしょうか。

LEDライトって雨の日に見づらいという実用面での欠点がありますが、限られたスペースの中でデザインの自由度を広げたのは間違いなくLEDの登場にあるように思います。私もなんとなくその響きに憧れてジムニーでは最上位グレードだけに標準装備されるという理由からXCグレードを選びましたが、今思えばこうしてアフターマーケットで社外品が多く出回るのですから、安いグレードにしておいてライトだけ好きなものをチョイスしても良かったかもしれませんね。

ジムニーって多分本気で乗る人ほど安いグレードを購入するように思います。私のような俄かジムニー ファンは最上位グレードを選ぶのでしょうね。

フェンダーからバンパーへのエッジの繋がりの美しさ、この辺りがゲレンデのそれを連想させるのでしょうね。テールランプ埋め込みの美しさもまた。

そしてこのとき思うわけです、その背中に背負ったタイヤの大きさは異常じゃないですか!と。この車はシティ派ゲレンデといった感じですから、ラフロードメインの見慣れたジムニー とは一線を画し超扁平タイヤを履いていらっしゃる...。恐る恐るその背面に回り込んでみると。

じゃーん。何用のタイヤですかこれは!。245/35/20ですと。リアガラスの2/3くらいの高さまでタイヤが覆ってしまっていますからいかにこのタイヤが大きいかわかると思います。

見た目のインパクトは凄いですが、35という扁平率では相当乗り心地は硬そうですね。ジムニーの乗り心地の良さは80や85という扁平率が大きく貢献してくれているはずですからそこをペラペラにしたらそれはもう...。

このタイヤの存在も相まって、デモカーとしては流石に上手くまとまっていますね。

T-STYLEさんブースにはジムニー顔のエブリィとジムニーが2台並べて展示されておりました。いずれもルーフテントを広げアウトドアを意識したカスタム。

最近の私は走りの性能よりもこうしたライフスタイルの枠を広げるようなカスタムに興味があります。エブリィであれば各社がキャンピングカーへの改造をしていたりしますから、その気になればジムニー顔の内装キャンピングカーという方向性も実現するのでしょうね。

年々大きくなるような気がするルーフテント。国内では車中泊が問題視されつつあるためここまで大々的に広げるには道の駅や高速のサービスエリアではなくキャンプ場必須でしょうが、ルーフテントの良いところはキャンプのつもりで出かけなくても、つまりその気で荷物を山積みにして出かけなくても思いつきでキャンプが実現するところ。

ヤドカリみたいなもので家を積んで走っているようなものですからね。ソフトキャンピングカーとでも言いましょうか。

このルーフテントは車両後方にはみ出して組み上げた分、前方に出来たスペースをバルコニーのように利用している点が特徴。バルコニー部分に人が乗っても強度的に大丈夫なのかは不明ですが、例えばポータブルバッテリー充電用のソーラーパネルを広げておくスペースなどには有効活用できそうです。水タンクを載せておくなんて使い方も良いかもしれませんね。

こういう部分をすぐに確認してしまいます。ルーフレールに6箇所で支える構造ながら1箇所あたりはこの程度の足で支えます。大人2人が乗った場合その重量が約120kgとして、キャリアとテントで軽く見積もっても50kg。その合計を6点で分散したら1箇所あたり28kgになります。ルーフレールってそんなに強度が確保されているのでしょうか...。実際は重量物が均等に分散されるはずもなく乗降時のように1点に集中することもありますよね?

それでも強度的に十分だというのならルーフテントはかなり魅力的なアイテムであることは間違いありません。海外ではルーフテント結構人気あるみたいですね。

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