本日愛車ジムニーが最寄りのスズキディーラーに入院することになりました。理由は昨日のブログに掲載したとうり、もらい事故による板金修理。

米粒程度の傷ですが板金塗装に要する時間はフェンダー全体を塗るのと変わりませんから、とりわけ時間が掛かると言われる純正板金センターへはおよそ2週間のお預け期間。準備されたレンタカーは若干ポップすぎるカラーのワゴンR。

ワゴンRって世の中に出てきた20年くらい前はその可愛いスタイリングが受けて大ヒット車となりましたが、現代は更に存在感のあるハスラーみたいな車がその座を奪ってしまいあまり注目されることのないモデルになってしまったように思います。カタチよりも実用性で勝負！みたいな立場に変わったと言いましょうか。

車の受け渡しにディーラーを訪れた際は駐車場の真ん中にガンメタのかっこいいワゴンRが停まっていたので、「お、なかなかカッコイイ代車を準備してくれたな」と思ったんですけどね、そちらは最上位グレードでオプションてんこ盛りの高そうな感じでしたので。そしたら奥の方からこの水色の車が出てきて「おまたせしました！」と。どうやらカッコイイ方は本日納車のお客さんの車だったようで私の勘違いでした。

ODOメーター6万キロ超えのお疲れワゴンR。走るとバルクヘッドあたりからシャリシャリカラカラと小さな異音が聞こえてきますが、まあ元気に走るので良しとしましょう。

ありがたいことにこの車ハイブリッドのエンブレムがついており、少なくともジムニーよりは燃費は良いだろうとのこと。ハイブリッドと言ってもトヨタプリウスみたいなのを想像すると大違いで、スズキのハイブリッドはマイルドハイブリッドと呼ばれる ”エンジンをちょっとだけアシストしますよ” 程度のものなのでEVのみの走行とかはほぼ出来ませんね。感覚的には電動アシスト自転車みたいな感じでしょうか。

アシストは最長でも30秒と言われていますから ”無いよりは良い” 程度の装備ですが、カタログによればリッターあたり25km近く走るらしいです。でも本日街中を走った感じではせいぜい17kmくらい。そのスペック本当ですかスズキさん？

車内は至ってシンプルなデザイン。好みの分かれるところですが私は断然ジムニーのほうがカッコイイと思います。ワクワク感があると言いますか。ただ、ドリンクホルダーのレイアウトだとか各種収納だとか実用性の観点では圧倒的にワゴンRのほうが使いやすいでしょうね。

デザイン重視のミラーは上下方向に視野が狭くて使いづらいです。ジムニーの大型ミラーはさすがによく出来ています。

一見近未来でかっこよく見えますが、一番 ”要らないよね？” と思ったのがこのHUD（ヘッドアップディスプレイ）。エンジンを掛けるとドライバーの目の前にウィーンって立ち上がってきて車速とATのポジションが表示されるのですが、そのすぐ横に大型のスピードメーターついてますよね？なにゆえここにHUDが必要なのでしょうか？ そして走行中はこれがフロントガラスに反射して視界が悪くなるのです。強制的にHUDを収納する機能がほしいくらい！

せっかくここにHUDをつけるのなら車速やATポジションを表示させるのではなく、ナビの右左折案内を矢印で表示するような機能があれば良いと思いますけどね。いちいちナビの画面を見なくてもここに矢印と交差点までの距離を表示してくれれば前方から大きく視線をそらすこと無くナビの案内を確認できると思うのですが。

まあ、厳し目の意見ばかり書きましたが、後部座席はジムニーの比ではなく圧倒的に使いやすいですね。足元が広いだけでなく5ドアですからアクセスも抜群。

追記

調べてみたところ、お借りしたレンタカーの装備では出来ないようですが、上位グレードの全方位モニター対応ナビゲーション等と組み合わせる事でナビの交差点案内をHUDに表示する事が出来るようです。