Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

吹割の滝に立ち寄る

By
All Photo by inos

尾瀬トレッキングの翌日は観光名所でもある吹割の滝へ。尾瀬第一駐車場からだと車で20分ほどの距離にありますから尾瀬トレッキングを含めた全行程1泊2日プランなら2日目はこちらがターゲットになるかと。

”東洋のナイアガラ” と呼ばれるダイナミックな景観、落差7メートル横幅30メートルという巨大な滝ですからうっかり足でも滑らせて飲み込まれてしまったら一溜りもありません。上の写真では分かりづらいですが水際まで近づけないようロープが張られていますし遠くからガードマンが見張っています!

”大きな滝” というと華厳の滝のように高所から何十メートル何百メートルと落差があるものを想像しますが、この吹割の滝は横に長いのが特徴。また、多くの滝が下から見上げるように眺めるのに対しこちらは上から覗き込むように見るのも新鮮。

難を言えば「もう少し俯瞰で見たい!」という気持ちになりますね。大迫力の滝壺がこの位置からでは覗き込むことが出来ないのであと5メートルとか10メートルくらい上から眺めたくなるのです。見晴台みたいなものをここに建設するというのはちょっと人工的すぎますし、大雨の日には濁流で流されてしまう恐れがあるのでしょうかね? ドローンで空撮できれば最高ですが...。

少し上流に回り込めばご覧のように大地の隙間に大量の水が流れ込んでいる様子が見て取れます。「お客さんそんなに身を乗り出したら落ちまっせ!」と声をかけたくなる瞬間。

これだけの落差と急流ですから魚も上ってくることが出来ないんだとか!まあそりゃそうでしょうね。

吹割の滝には周遊散策路がありまして今回はそれをぐるっと一周歩いてみました。20分くらいで歩ける距離と想像していましたが結局の所1時間弱くらい掛かりましたね。しかも薄暗い獣道みたいな感じなので所々に熊よけの鈴が準備されており身の安全を確保しながら進みました。

途中にある橋の上からの景色はなかなかの眺め。群馬らしい断崖絶壁のような山肌も迫力がありますし、下を流れる川の水はとても綺麗。外国人観光客が増えたら裸になって飛び込む人とかいそうですね。この先には先程の巨大な滝が待っていますから流石にそんな危険なことはしませんか...。

周遊路を歩いていると吹割の滝を見下ろせるポイントがありました。数少ない俯瞰ポイントですから木々の枝を払ってもう少し見やすくすれば観光客の満足度も上がるんじゃ?と思いました。このあたりから小雨が降り始めたので慌てて車まで戻りました。

吹割の滝は駐車場も入場料も無料ですから、こちら方面へ行く予定があったらぜひ立ち寄ってみるとよいかと思います。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)