Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

形は申し分ありません。けども

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Nikonから何とも魅力的なカメラが発売されるそうです。その名も “Z-fc”。

車で言ったら旧車ファンに近い感覚でしょうか、メカニカルでマニュアルな感じが好きな人にはきっとドンピシャな感じ。かくいう私もこれには多少ビビッときました!何たってこの形、フィルム時代に愛用してきたFM2そっくりなんですから。

そう、先日もその写真を当ブログにアップしたばかりですね。写真の知識や技術、向き合い方など今の写真道楽の基盤を学んだのがFM2でしたから今も大事にしております。そんなFM2のデジタル版が発売されると思ったら!

そんなわけで形は申し分ありません。ダイヤル類もFM2を継承しつつ使いやすそうにデジタル版に最適化されている様子。レンズはフィルムより厚みのある液晶モニターの存在を考えればフランジバックの短いZマウント以外考えられなかったのでしょう。ここまでは納得の設計ポリシー。

しかし肝心なセンサーがAPS-Cサイズって!

そこは妥協せずフルサイズでしょ!って思っちゃいましたね。だってFMユーザーがこのカメラに持ち替えたら同じ焦点距離のレンズが同じ感覚で使えないじゃないですか。20mmレンズつけたら「えっとフルサイズ換算するには約1.5倍だから35mmか!」って計算しなくちゃいけない。ちょっと惜しいじゃないですか。

こういうコンセプトならいっそ割り切って当時のレンズも使えるようZ-Fマウントアダプターにしてフルサイズセンサーと組み合わせて欲しかったですね。いかにも普通のマウントアダプターっていうんじゃなくFMシリーズのシルエットを再現する特殊な形にして。

もちろんアナログ時代のレンズは今ほど光学性能も良くないですしテレセントリック特性も顕著に現れるでしょうから、むしろそういうところの補正を強化したクラシカルデザインのカメラボディ作りました!って言うなら ”イチコロ” なんですけどね。

何が言いたいかというと、まだ持ち続けている当時のFマウントレンズをそのまま使いたかったのです...。

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