Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

随分昔の記憶と現実の間には少しのギャップがあり...

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All Photo by inos

昨日の写真を撮った場所は実家近くの山の頂上からなのですが、真夏とは言え標高が1,200メートルほどあるので下界と比べたら気温も3℃くらいは低かったかもしれません。日向にいたら暑いですが、風が吹いていれば比較的過ごしやすい環境ですね。

私はもう東京へ出てきて28年くらい経過しましたから実家と言っても生まれ育った長野の記憶は徐々に遠いものへと変わってきており、子供の頃にしか訪れたことのない場所へは記憶だけではたどり着けないことも少なくありません。それはこの高台にも言えることでして...。

今はカーナビにせよスマートフォンのナビ機能にせよその機能は非常に充実しているので、知らない場所へ向かう場合にも下調べ無しで問題なくたどり着けるわけですが、案内されるルートが最適かどうかという点においては未だに微妙なところです。何も考えず案内を許せば大抵の場合 ”1番早いルート” もしくは ”1番近いルート” が優先されると思います。普通はそれで事足りますし多くのケースで有り難いはずです。

しかしこの日は違いました、少々遠回りになっても走りやすい道を案内してほしかったんですよね。実際はめっちゃ細くて誰も走っていないような荒れた路面、直前の大雨でドロドロな道を案内されました。私の遠い記憶では「こんなに狭くて走りづらい道だったかなぁ?」という感じ。ジムニーのルーフをこするくらい枝葉が生い茂った道でしたからね。それでもその時はまだ疑っていませんでしたから車を泥まみれにしながら上りました。

そんなふうに苦労して走って到着した頂上は一層綺麗な眺めが待っていましたから結果オーライではあったのですが、帰路に選んだ別ルートを走ってみてびっくり。道幅はずっと広くアスファルトも綺麗で路面は良好、泥なんてこれっぽっちも無い走りやすい道じゃないですか! 上りの苦労は一体何だったのか...。遠い記憶と結びついたのは勿論...綺麗なほうの道でした。

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